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大コケ必至の『今日から俺は!!』が下馬評を覆して好評…そのワケは?

ギャグ漫画のドラマ化はスベるの法則


 いい意味で期待を裏切った――といえるのかもしれない。昨年秋にドラマ化が発表されて以来、「ハロウィンでもあんな奇抜な髪型はしない」「なぜ今やるのか?」と、始まる前から世紀の凡作の予感が囁かれていた『今日から俺は!!』(日曜22:30~日本テレビ系)。原作は累計4000万部を超えた(そんなに売れたのか!)同名のヤンキー漫画。奇しくも同じ日に転校してきた三橋貴史(賀来賢人)と伊藤真司(伊藤健太郎)は、どちらも共に「今日からツッパリ」を合言葉に、金髪パーマとトンガリ頭に変身し、高校デビューを目論む。天性の運動神経を持つ三橋と、タフな体と折れない心を持った伊藤のコンビは、地元のヤンキー相手に連戦連勝……というのが主なストーリー。

日本テレビ公式HPより

 不意打ち、だまし討ち、罠を仕掛けるなど、「勝てば正義」をモットーに、ありとあらゆる策を弄す主人公・三橋のスタイルもあってか、同作はタイマン勝負が美学の正統派ヤンキー漫画ではなく、ヤンキーギャグ漫画の色合いが強い。香取慎吾主演の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』しかり、松山ケンイチ主演の『ど根性ガエル』しかり、「ギャグ漫画の実写ドラマはスベる!」という定評も放映前の下馬評に繋がっていたわけだが、2回目の放映が終わった今、絶賛する声が多数あがっているのだ。

「紅高のバカの番長・今井(太賀)と舎弟の谷川(矢本悠馬)のコンビは、原作では欠かせない名脇役だったけど、ドラマでは期待以上のハマリ役で大笑いさせてくれる。今井がもう少しタッパがあれば最高だったけど……(原作では身長190cm以上。大男、総身に知恵が回りかね、の典型例)」(43歳・飲食経営)

「恐怖の象徴だった開久の番長・智司(鈴木伸之)と副番の相良(磯村勇斗)もいい。智司はもうちょいフケ顔のほうがいいけど、相良は原作どおりの凶々しいオーラが出ていて怖い。開久との抗争(!?)はストーリーの中でも特にシリアスなものだけど、相良の存在感だけで、今後の展開に期待できる」(41歳・出版)


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賀来賢人演じるギャグ寄りのミツハシ

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