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あのセリフは台本になかった…名優たちのアドリブがスゴい

 2016年に大ヒットしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)で、脚本を務めた野木亜紀子と、ヒロインを務めた新垣結衣が再びタッグを組んだことで、放送前から話題になっていたドラマが『獣になれない私たち』(日本テレビ系)だ。  その重たい内容やハードな展開から視聴者が離れてしまったのか、視聴率的には振るわない結果となってしまったようだが、最後まで完走した視聴者や業界関係者からは、ドラマの完成度を評価する声も少なくなかった。また、ドラマ撮影現場は和やかで、雰囲気もよかったとのこと。その雰囲気作りに一役買っていたのが、新垣だったという。  第6話には、新垣が共演者の松田龍平に「私、ヒゲ生やしている人、嫌いなんです。社長もだし」と話すシーンがある。これを聞いていた松尾貴史演じるバーのマスター齋藤が、自身にもヒゲがあることからショックを受けた顔をし、新垣が「斎藤さんはオアシスだから」とナイスフォローをするセリフがあるが、これはアドリブなのだそう。  この気の利いたアドリブのセリフに、現場にいた監督やスタッフ、共演者の松尾や松田は感心し、「新垣は気が使える」とメロメロになってしまったという。撮影現場をほっこりさせたグッドアドリブだといえるだろう。  新垣のように、ドラマや映画の撮影現場でのアドリブが、話題となった女優・俳優は少なくない。そこで今回は、そんなグッドアドリブをまとめてご紹介する。

高畑充希と堺雅人:『DESTINY 鎌倉ものがたり』

 2017年に公開された『DESTINY 鎌倉ものがたり』で、見事なアドリブを見せたのが、夫婦役でダブル主演を務めた高畑充希と堺雅人の二人だ。とある事情で、離れ離れになってしまう二人が、最後の時間を過ごす感動的なシーンが、なんとアドリブなのだという。  何も知らずに布団で眠っている堺に対して、これから別れなければならないことを知る高畑は、彼の姿を座って見ている予定だったそうだ。けれど、アドリブで寝転がり、添い寝をするような姿勢に……。これに対し堺は、恥ずかしがるように掛けていた布団で顔を隠すというアドリブで返したという。  この後、さらにアドリブで高畑が涙を流し、この非常に印象的なシーンが出来上がったのだとか。役者陣の演技には、監督である山崎貴も驚いたほどで、現場で生まれた名シーンだといえるだろう。

木村拓哉と二宮和也:『検察側の罪人』

 木村拓哉と二宮和也の演技合戦が印象的な『検察側の罪人』だが、このなかでも主演の二人がアドリブを見せていたのだという。  二宮は、容疑者の取り調べシーンで熱演。監督が「思っていた2倍か3倍のテンションでキレてくれて」と話すほど演技で怒り、周囲を驚かせた。テイクを重ねていくと、どんどんとアドリブが出てきたそうで、劇中の「そのへんで首つってくれる?」というインパクトのあるセリフも、アドリブだったようだ。  対する木村は、真夏に撮影された現場検証のシーンで、「ベテラン検察官ならアリ」ということで、衣装のジャケットを脱ぐという“アドリブ”。監督からはOKをもらったそうだが、新米検察官ということからジャケットを脱げなかった二宮は、「ズリー」と不満顔だったそうだ。
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『今日から俺は!!』では俳優陣が四苦八苦
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