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速報ドラフト2018・全球団上位指名を採点! ドラフトを制したのはどの球団か?


 今年も運命のドラフト会議当日がやってきた。次世代のスターたちがプロ野球人生を紡ぐ舞台はどこになるのか? 12球団の思惑が交錯し、来シーズンへ向けた熾烈な戦いの序曲となる激動の一日。

 その上位指名結果を、アマチュア野球に精通する蔵建て男氏がどこよりも早くずばり採点! 果たして、どの球団がドラフトを制したのか!?

蔵建て男氏●ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人として、アマチュア野球選手のスカウティングレポートを20年余りに渡り作成。WEBを中心に活動しながら、「野球太郎」など専門誌にも執筆するドラフトライター

1位 福岡ソフトバンクホークス 95点


 1位やハズレ1位で相次いでクジを外したものの、サファテの故障などで手薄になったリリーフ陣を補うことが期待できるアマ最速投手・甲斐野央投手(東洋大)の獲得に成功。2位の杉山一樹(三菱重工広島)投手も、素材的には今ドラフトで3本の指に入る将来のエース候補。3位ではポスト松田宣浩を充分意識できる野村大樹三塁手(早実)の指名にこぎつけた。リリーフの即戦力に、将来のエース候補、ポスト松田の獲得など、クジは外してもタダでは転ばないドラフト上手なところを見せてくれた。二度のクジを外したのはマイナスだが、チーム編成的には満点に近い出来だろう。

2位 中日ドラゴンズ 90点



 4球団の競合の末、今ドラフトの目玉選手である根尾昂遊撃手(大阪桐蔭)の交渉権を得た。地元岐阜県出身で、待望久しいスター候補生の獲得は下位に低迷するチームに活気をもたらすはず。2位でも素材はメジャー級と評判の大器・梅津晃大投手(東洋大)を指名し、近い将来のエース候補を見込む。3位では、これまた地元の逸材である勝野昌慶投手(三菱重工名古屋)を指名。高卒3年目の若さと即戦力性を併せ持つリリーフ候補だ。マイナス要素は、将来性の高い素材を相次いで獲得できたものの、下位チームにしては即戦力と見込める人材が乏しかった点か。

3位 東北楽天ゴールデンイーグルス 85点


 ハズレ1位ながら4球団が競合した辰己涼介外野手(立命館大)の交渉権を得たことは、藤原恭大外野手(大阪桐蔭)を逃した穴を最低限に留めた。2位の太田光捕手(大商大)は、長年チームを支えてきた嶋基宏の後継者として待望久しい大型捕手。3位では高校球界屈指のスケールを誇る引地秀一郎投手(倉敷商)を指名し、化けたらエース級の素材を手に入れることに成功した。ただ、獲得した面子は素晴らしいものの、いの一番で外野手を獲得をしたり、下位に低迷するチームでありながら即戦力投手の補強を上位で行わなかったことがどう出るか?

4位 千葉ロッテマリーンズ 80点



 チームの中心を担う大型外野手がどうしても欲しかったチーム事情において、藤原恭大外野手(大阪桐蔭)を獲得できたことは将来に向けて明るい材料。活きのいいリリーフが欲しかったという点では、東妻勇輔投手(日体大)は投げっぷりが良く、観客の胸を熱くしてくれるまたとない逸材。また即戦力のサウスポーも補強ポイントで、1年目から先発入りが期待できる小島和哉投手(早大)を指名。チーム事情に実にマッチした好指名と相成った。マイナス要素は、東妻投手の投球にムラがあり、本当に即戦力になりえるのかどうか? 小島投手の球威に若干の物足りなさがあり、プロの打者相手に通用するのか? という不安が残る点か。

5位 埼玉西武ライオンズ 75点


 菊池雄星のメジャー挑戦に伴い、どうしても即戦力で計算できる先発投手が欲しかった。そういった意味では、松本航投手(日体大)を確実にゲットできたことは大きかったはず。2位では、地元埼玉の逸材である渡辺勇太朗投手(浦和学院)を獲得し、将来のエース候補に目処をつけた。さらに、浅村栄斗のFAでの退団が現実味を帯びてきたので、即戦力の山野辺翔二塁手(三菱自動車岡崎)に白羽の矢を立てるなど選手流出に対する備えを行った。主力選手の流出を一回のドラフトで補うことは難しいかもしれないが、姿勢を示したことはチーム戦略として高く評価したい。ただし、全体的なスケールダウンはどうしても否めない……。

6位 北海道日本ハムファイターズ 70点


 根尾昂遊撃手の獲得には失敗したものの、最後まで悩んだ吉田輝星投手(金足農業)を指名でき、納得の1位だったのではないのだろうか。2位でもスケールの大きな右打ちの長距離打者・野村佑希一・三塁手(花咲徳栄)を。さらに目玉の高校生を指名する一方で、3位では先発でもリリーフでも活躍可能な即戦力・生田目翼投手(日本通運)を獲得し、幅広く補強ポイントを網羅した。吉田投手も高校生とはいえ、2年目ぐらいには一軍での活躍が見込める半即戦力候補。超短期での戦力底上げには結びつかないかもしれないが、球団としては満足のゆく指名だったのではないのだろうか。

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今年もパ・リーグがドラフト巧者の様相。一方、セ・リーグは?

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