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ドラフト“外れ1位”候補の高校生投手たち。ダルビッシュ以上の評価を受ける無名の逸材も

 いよいよ明日に迫ったプロ野球ドラフト会議。今年は1位指名競合が確実視される星稜(石川)の奥川恭伸や大船渡(岩手)の佐々木朗希らの“高校生投手の評価が高いが、実はほかにも上位指名濃厚な好投手が目白押しだ。
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1位指名が確実視される星稜の奥川恭伸。画像:侍ジャパン公式インスタグラム

 そこで今回は“外れ1位でも競合するかも?”という注目の投手5人をご紹介しよう。

最速150キロを誇る右腕 鈴木寛人(霞ヶ浦=茨城)

 今夏の茨城県予選で4試合計28イニングを投げ、被安打14、29奪三振、5失点と見事な投球内容でチームを4年ぶりの夏の甲子園へと導いた右腕。だが、肝心の本番では初戦でこの大会の優勝校となる履正社(大阪)と激突。148キロをマークするも、履正社の超強力打線の前に3発を浴びるなどわずか2回1/3で被安打7、3奪三振、失点5、自責点5とKOされてしまった。  それでもプロのスカウトからは「エンジンがかかる前に出ばなをくじかれただけ」と評価は不変。その最大の魅力は身長186センチで手足の長い長身細身から投げ下ろされる角度のある直球だろう。最速は150キロを誇り、常時でも130キロ台後半~140キロ台後半をマーク。  そこに130キロ超のチェンジアップとキレの良い縦横スライダー、さらに直球と同じ角度で来るフォークなど、球種も多彩だ。

将来性が見込める最速152キロ右腕 井上広輝(日大三=西東京)

 今年は春夏とも甲子園出場を逃したが、2年生時の昨年は春夏の甲子園で計4試合に登板し、16回2/3を投げ、被安打11、10奪三振、3自責点で防御率1,62という好結果を残した。  中でも特筆すべきは故障明けいきなりの登板となった夏の甲子園2回戦の奈良大付戦で先発し、3回まで無安打無得点投球。おまけに当時自己最速となる150キロをマークした点だろう。その最速はのちに152キロにまでアップしたが、180センチの長身から投げ込む速球は常時140~145キロ超を計測。この伸びのある直球に120~130キロ前後の縦横スライダーに130キロ台のシンカー、そして打者のタイミングをうまく外すのに効果的な110キロ台のチェンジアップを効果的に交える投球術も持ち味の一つ。  フォームがきれいな点も特徴で、即戦力というよりは将来性が見込めるタイプだ。

MAX152キロも直球のキレ、球威、制球力が光る 前佑囲斗(津田学園=三重)

 今年の春夏の甲子園で計3試合に登板。夏の甲子園後に開催されたU-18W杯にも出場した最速152キロ右腕である。甲子園では計23回1/3を投げ、被安打20、奪三振20、自責点9で防御率は3.47。  U-18W杯ではすべてリリーフ登板し、3試合で9回を投げ、被安打5、13奪三振、自責点1、防御率1.00と好投した。182センチの長身からMAX152キロの直球を誇る本格派右腕ながら、その武器である直球は主に常時135~140キロ台前半。それでも球のキレ、球威、制球力が抜群なため、球速の割りに真っすぐで空振りが取れる点が魅力である。  そこにスライダー、フォーク、ツーシーム、カットボール、カーブなどの変化球を交えたコンビネーションも絶妙だ。3年夏の甲子園初戦の静岡戦では9回完投で160球を投げながらも11三振を奪い、3-1で勝利するなど、その体力やスタミナ、センスなどもプロ側は高評価。
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高校時代のダルビッシュ以上…無名の逸材
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