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年収3億円、ホスト界の帝王・ROLAND「考える基準はすべて“ROLANDらしい”か」

考える基準はすべて“ROLANDらしい”か

――耳が痛いですね。トップで居続けるために心がけていることはありますか? R:ひとつは体調管理。100%のコンディションで仕事をするためには、最低限やるべきことだと思うんですよね。アスリートじゃないのにって思うかもしれませんけど、コンディションを整えるのはどんな仕事でも必要なことです。僕はお酒も基本的には飲みません。もちろん早く寝るようにしているし、ジムにも通っています。髪の毛のケアにも気を使いますね。 ――本当にアスリートみたいですね……。 R:あとは自己プロデュース。「ROLANDでいること」ってかなりカネがかかるんですよ。たとえばROLANDの“なかの人”が、安い店で食事したいと思うじゃないですか? でも、僕が思う“ROLAND”はそんなことはしないはず。ある程度のところで食事をしないといけないわけです。世間がROLANDに対してどう思うか? お客さまに見られてどう思われるか? 夢を壊すことは許されない。だから短い距離でも歩かないでクルマに乗るし。それは移動代じゃなくてROLAND代、ということですかね。 ――まるでロックスターのような世界観ですね。ROLANDさんがホストになられて8年の間で、業界に変化はありましたか? R:昔と比べて世間に歩み寄っているというか、カジュアルになってきてますよね。以前だったら俺らは俺ら、歌舞伎町は歌舞伎町で、一般社会とは別世界。でも、今は敷居が低くなってきたし、世間一般からも認知されるようになった。ただ、いいことばかりじゃなくて、プロ意識が弱くなっている。原価の10倍でお酒を出す商売だから、10倍以上の気遣いをしないとダメなんですよ。それなのに、そこらへんの大学生と変わらない意識のコが増えてしまったかなと。 ――来年からは現役を引退して、自分の店を始めるそうですね。 R:その先には壮大な目標もあるんです。女性のエスコートの仕方だったり、愛情表現だったり、日本って世界的に見ると“いい男”が少ないと思っていて。だから、日本を元気にするためにもいい男を育てたい。ホストクラブが教育機関でもあるようなイメージです。宝塚のように、僕のホストクラブで3年働いたと履歴書に書けば、「君はしっかりしている」と評価される。そういう店になることが、僕にとっての最終目標なんです。 ROLAND【ROLAND】 ’92年、東京都生まれ。8年前にホストを始め、現在は「PLATINA 本店」に在籍。モデルやチャリティ活動も行う ― ホストクラブ2.0 ―
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