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ミスターちん、50代で再浮上のワケ「ヒロミやデビット伊東に出会った頃みたいに…」

 年功序列が崩壊したといわれるが、いまだに年齢階層別平均賃金では50代がピーク。しかし、リストラ、転職失敗、介護など、一度道を踏み外せば、いとも簡単に年収300万円以下へと転落する。バブル期に入社し、「恵まれていたクセに」と同情もされない悲しい世代の横顔は、明日の我が身だ。今まで語られることのなかったそんな転落50代のリアルから、社会人後半戦の教訓を学び取る。
転落する50代の共通点

ミスターちん氏

40代・年収300万円から、若者に導かれて復活!

 バブル華やかな’88年、25歳のミスターちんはヒロミ、デビット伊東とのトリオ「B21スペシャル」として、飛ぶ鳥を落とす勢いでスター街道をばく進していた。 「ショーパブのバイト中に、同僚だったヒロミに誘われたんです。当時はキャデラックを乗り回すくらい稼いでいましたね」  だが、山が高いほど谷は深いもの。勢いに陰りが見え始めた’04年、ヒロミが「これからは各自に合った方向性でいこう。事務所を移ってもいい」と、事実上のトリオ休止という苦渋の決断を下した。 「『えー!』って感じで(笑)。業界内で人脈をつくる努力をしてこなかったから移籍先はなかなか見つからないし、気前よく飲み歩いて貯金もゼロ。何も考えずにいた自分を後悔しました」  なんとか細々と芸能活動を続けるが、43歳で15歳年下の女性と結婚し2児の父に。波のある人気商売だけに不安がよぎるなか、当時の所属事務所の若社長のひと言が突き刺さった。 「『人間という船が風を受けて進むには太いマストが必要。けれど、安定した未来のためには、もう1本太いマストをつくれ』って、年下にズバッと言われちゃった」  この言葉を受けて、密かに興味を持っていた東洋医学を突き詰めることを決断。’11年から鍼灸師の専門学校に通い始めた。 「あの頃は年収300万円くらいでカツカツでした。授業料を払えずに奨学金を借りたり、生活費をキャッシングで賄ったり。奥さんとの会話がお金の話になるのが恐怖でしたね(笑)」
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またもや若者に人生を変えられることに
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