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30歳で新聞社を退職、バイト生活となった男のその後

 誰もが一つの目標として憧れる「年収1000万円」というステイタス。しかし、同年収を超える日本人の割合はわずか4%にすぎない。総務省の発表によれば、東京都在住の40代サラリーマンの平均年収は約717万円と全国平均より高水準ではあるが、多くの人が800万円未満で滞留していることがよくわかる。

 そこで今回は、年収1000万円に到達した人たちはどのような仕事のやり方、日常生活を送っているのかを取材してみることにした。

舞台・イベント

※写真はイメージです

年収ダウンも、異なる2つのスキルを掛け合わせて覚醒

――初村浩一郎さん(仮名・45歳・イベント企画会社)

 一度年収を下げてでもスキルを磨き、年収800万円の壁を突破した強者もいる。

 舞台の企画・コンサルを請け負う会社でプロデュース業務を務める初村浩一郎さん(仮名)もその一人だ。

「新卒で入社したのは地方新聞社。法人向けの営業マンとして働いていましたが、入社時点から『ここで死ぬ気で働いて、よしと思えたら一歩踏み出そう』と決めていました」

 もとから舞台プロデューサーを目指していたものの、新卒採用する会社はどこにもなく中途の経験者採用ばかり。30歳で新聞社を辞めると、舞台・イベント制作会社にアルバイトとして入社。年収は600万円から半分以下にまで減ったが、仕事にのめり込んで舞台を仕切るためのノウハウを吸収していった。

「アルバイトとして3年間働き、現在の会社の中途採用に合格。『法人営業の経験』と『舞台運営に必要な実務経験』を併せ持つ即戦力として高く評価してくれました。舞台運営といえど、スポンサーにプレゼンする機会もあれば、自治体や会場に出向いて自らお金の話をする場合もあります。そうしたときに営業で培ったスキルが生きていますね」

 今では社内で“エース”とまで呼ばれる存在にまで成長した。

「“法人営業が得意なプロデューサー”という立ち位置で重宝がられたことで、新たな道が開らけました」

 スキルの掛け合わせで付加価値を生んだ初村さん。今年、年収はついに1000万円に到達する見込みだ。

現在の年収900万円

現在の年収900万円

― 年収800万円の壁を超えろ! ―


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