一方で、ビジネスマンでも愛用者が増えているバックパックは「あり」の人数が232人で最多だった。 「PORTERやhoboなどのシンプルなバックパックは、おじさんでもしっかり似合います。昔から定番のGREGORYも、やはりいいですね」（藤巻氏） 　アウトドアブランドではシンプルなものを選ぶと失敗しにくい。 「バッグは機能性と審美性が相反するアイテム。ポケットの多さなどを求めると、見た目のまとまりが失われてしまいます。逆に色が黒で、見た目がシンプルなものなら、素材の良しあしもわかりにくく、比較的安価なものでもおしゃれに見えやすいです」（ファッションバイヤー・MB氏） 　そしてトートバッグも「あり」の声多し（170人）。長年の定番のL.L.Beanのトートは、「清潔感があり、どんなスタイルでもハマる万能選手で、頑張っている感もない」と話す古田氏を筆頭に、3氏が揃って推薦していた。 「トートに関しては、バッグの中でも例外的に、どのようなデザインのものを選んでもダサく見えにくいアイテムです。もちろん鉄板のL.L.Beanもいいですが、自分の好きなロゴや柄がデザインされたものを持ち、ファッションを楽しんでほしいですね」（藤巻氏） ＜休日バッグあり／なしの境界線＞ （20代女性300人に調査） ●あり バックパック　232人 メッセンジャーバッグ　189人 トートバッグ　170人 ●なし（ありが116人以下） 斜め掛けのボディバッグ　116人 クラッチバッグ　84人 ウエストポーチ　62人 雑誌の付録のボディバッグ　33人 （全国のファッション好きな20代女性300人を対象に’18年11月8～14日にアンケート実施） アンケート協力／エコンテ　スタイリング／藤井エヴィ（エムズアップ）　衣装協力／ベスト（ORIHIKA池袋東口店）　デニムジャケット（PINECONE［Walnuts］） ― 大激論［中年と服］ ―