“Supremeおじさん”はイタい? 40代の「ロゴ入りアイテム」はどこまでOKなのか
―[大激論[中年と服]]―
約20年前の裏原宿系ブームを牽引したストリートブランドの“Supreme”。その後、いったん陰りを見せたが、ハイブランドとのコラボや近年の’90年代リバイバルブームなどにより、10代・20代の若者を中心に人気が再燃している。一方で、当時憧れながらも貧乏で購入を諦めざるを得なかった若者は、いまや小金を持った中年に。そんな彼らは「Supremeさえ着ていればおしゃれ」と短絡的にボックスロゴのTシャツを着て“ドヤ顔”で休日の街を練り歩く。
こうした思考停止状態を、ファッションバイヤー・MB氏は次のように指摘する。
「中年にはカジュアルすぎるのに、『昔と変わらず今もイケているブランドだから』という絶対的な信仰に毒されていると思います」
アイテム別の「あり・なし」を女性300人に調査したアンケートでは、「ロゴ入りTシャツ」が108人、「ロゴ入りパーカ」が83人と、主役級のアイテムを「あり」と回答した女性は半数を大きく下回る。
「見た目は秋葉原のおじさんと大差ない」(21歳・大学生)や「40代男性の魅力は落ち着いた大人な雰囲気。なのに若づくりしすぎで痛々しい」(26歳・金融)と、そのコーディネートやセンスのなさにダメ出しが殺到。“Supremeおじさん”を冷ややかに見ていることがわかった。
小物ならギリOKだが、中年らしさは失われる
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