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映画『カメ止め』の“絶叫ヒロイン”秋山ゆずき「今後は“普通の人”を演じたい」

 2018年の大ヒット映画『カメラを止めるな!』で一躍注目の的になった女優・秋山ゆずき。そんな彼女が語る大ヒット映画の裏側、そして今後目指すべき道とは? 秋山ゆずき

『カメ止め』のおかげで“絶叫する役”が増えました

 製作費300万円のインディーズ映画ながら、そのあまりの完成度の高さが社会現象的な熱狂を巻き起こし、興行収入30億円を突破した映画『カメラを止めるな!』。作中のゾンビ映画のヒロイン役を演じた秋山ゆずきは、その真っ只中にいた1人だ。 「あっという間に公開館が増え、テレビの紹介も多くなり、『私たち、今どこにいるの!?』という感覚でした。『踊る!さんま御殿!!』出演時も、『さんまさんって実在するんだ……』と(笑)」  ドラマやCMの出演も急増。演技の器用さに驚くが、『カメ止め』はそんな彼女が壁を破る作品でもあった。 「上田(慎一郎)監督からは、『ゆずきちゃんは何でも器用にできるからこそ、必死に走って、自分で予想できない感覚を味わってほしい』と言われて。実際に使われたテイクでは、ほかの役者さんが高いところから落ちかけて驚いたり、ゾンビから浴びた液体が臭すぎて口呼吸しかできなかったり、とにかく演じることに必死でした」  その熱演は強烈な印象を残し、「新作のオファーは叫ぶ役が多いです」と笑う。今後は「あまり演じてこなかった“普通の人”を演じたい」そうで、演技への意欲はより強まっている。 「おばあちゃんが『孫が出ているので見てくださいね』と劇場前で宣伝してくれたりと、家族が喜んでいるのは嬉しい。大好きなお芝居を長く続けたいし、『みんなが見るような作品にもっと出たい!』と思うようになりました」  小さい頃から憧れのヒロインは『シンデレラ』。夢と幸せにあふれた彼女の成功物語は、まだ始まったばかりだ。 【秋山ゆずき】 ’93年、埼玉県生まれ。中学生の頃から芸能活動を開始し、モデル、グラビア、アイドル、女優など幅広く活躍。映画『カメラを止めるな!』(’18年)出演後は、CMやドラマの出演も急増中だ。『カメラを止めるな!』はBlu-ray&DVDも発売中。主要キャストが集うスピンオフドラマも3月2日よりAbemaTVでの配信が決定した 取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/尾藤能暢 スタイリング/角藤智美 ヘア&メイク/小菅美穂子 ※週刊SPA!2月5日発売号「今週の顔」より
週刊SPA!2/12・19合併号(2/5発売)

表紙の人/ 二階堂ふみ

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