更新日:2024年04月08日 16:27
恋愛・結婚

お花見で先輩の奥さんに不倫をそそのかされ…トラウマを生んだ衝撃のキス

奥さんから突然のキスに困惑

「やっとお昼になり、メンバーが集まってきてお花見が始まったのですが、なんとなく奥さんのことが気になってしまい、桜なんてほとんど見ずに奥さんをチラ見していたんですよ」  お酒も入り、ほろ酔いでトイレに立つ水野さん。すると向かいから奥さんが歩いてきて……。 「僕が手を振ると、すれ違いざまに突然キスされてしまって。ビックリし過ぎて息が止まりましたね。その道はそこそこ人通りはあったのですが、ほんの一瞬だったので多分だれにも気がつかれてないと思います。いやぁ、思わずキュンとしてしまいました」 花見 それから、お花見は盛り上がり、水野さんが率先してみんなの写真を撮っていると、奥さんから「写真を送って欲しいからLINE交換しよう」と言われたそう。 「LINE交換して、すぐに数枚の写真を送ると『さっきのドキドキしたね』って奥さんが送ってきて……も~ドキドキしてるのはこっちだよ~! と叫びたい気持ちになりましたね」  それから数日間、頻繁にLINEでのやりとりを繰り返すと、期待が高まる一方で、「このまま2人で会うことになったら、さすがに不倫はヤバいな、どうしよう?」という後ろめたい気持ちもわいてきた。 そんなとき、衝撃の事実を知る。 「給湯室でお弁当を温めていたら、お花見に来ていた同僚から『実は、先輩の奥さんに誘われているんだよね』と相談されました。必死に平静を装いましたが、意味が分からず動揺しましたね」  しかも奥さんは、その同僚ともお花見の日にキスしていたらしい。 「まあ、浮気をしている先輩はもちろん、奥さんもどうかと思います。もちろん、僕自身もよくないことだと認識しつつも、ちょっと本気で好きになりかけていたので……ショックを受けたのも事実ですね」  奥さんに対して「誘っていたの僕だけじゃなかったんですね」とLINEを送ってみると、速攻でブロックされ、それっきり連絡は途絶えてしまったそうだ。 「今は先輩の顔をまともに見ることができません。その後、同僚が奥さんとどうなったのかもわかりません。なんだか仕事がやりにくくなった気がします。さらに、あの事件以来、彼女を作るのも結婚するのもコワいなと思うようになってしまって、ずっとひとりなんですよ。桜を見ると胸がモヤモヤするので、もう花見なんてしたくないですね」<取材・文・イラスト/鈴木詩子>
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
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