更新日:2023年03月21日 15:46
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観光客急増中の 石川県。実はカレー県でUFO多発地帯?

石川県といえばUFO?

 青森県には『キリストの墓』という珍スポットがあるが、石川県にもこれに匹敵する場所が存在する。金沢から能登半島を少し北上したところに位置する宝達志水町(ほうだつしみずちょう)には、なんと旧約聖書に登場するモーゼの墓があるのだ。
宝達志水駅の「モーゼが眠る町」の看板

宝達志水駅の「モーゼが眠る町」の看板

 JR宝達志水駅に着くと、目を引くのは“モーゼの眠る町”という看板。郊外の宝達山山麓は『モーゼパーク』という公園として整備されており、ここに眠っているという。
モーゼパーク

モーゼパーク

 ちなみにモーゼはエジプトを脱出して40年荒野をさまよった後、約束の地カナン(※現在のイスラエル)を目前にしてこの世を去ったと伝えられている。本当に日本に辿り着いていたなら歴史を覆す衝撃的事実だが、町民のほとんどは「そんなわけないから(笑)」(40代女性)と信じておらず、「イスラエル政府やユダヤ人の団体からクレームが来そう」と心配する人もいた。  でも、宝達志水町の隣にある羽咋市も負けていない。なんとUFOで町おこしをしており、一部からは“日本のロズウェル”と呼ばれているのだ(※ロズウェル=1949年にUFOが墜落事故があったとされる「ロズウェル事件」の舞台となった米国の田舎町)。  真偽は不明だがUFO目撃情報が多いとの噂があり、筆者が乗った地元タクシーの運転手は「友人が見た!」とドヤ顔で話していた。自分は見ていないのにそこまで胸を張れるのは、やはり町おこし効果なのだろうか。
コスモアイル羽咋

コスモアイル羽咋

コスモアイル羽咋 市内には『コスモアイル羽咋』という宇宙関連の展示施設があり、実際に使用したロケットなどが複数展示。当然、かなりのスペースを使ってUFOについても紹介している。しかも、名誉館長はUFO研究家のあの矢追純一氏だ。
武家屋敷

武家屋敷

 “北陸の小京都”である金沢には武家屋敷跡や東茶屋街の古い街並み、兼六園などの観光名所がたくさんあり、県内には和倉温泉や加賀温泉郷など名湯も多い。これに加えてオカルト系B級スポットまで充実。観光地としてのポテンシャルは想像以上に高そうだ。<TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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