秋田美人は地元民にとってはレア? 愛のある秋田県あるある
東北でも日本海側に位置し、全国でも有数の豪雪地帯である秋田県。豊富な海の幸をはじめ、比内地鶏やおいしいお米など食の宝庫として知られ、温泉も数多くある。
今回はそんな秋田県にまつわる県民ネタを紹介したい。
まず秋田の郷土料理として全国的に知られている『きりたんぽ』。鍋の具材にしたり、五平餅のように醤油や甘味噌を塗って焼いたりと観光客が必ず口にする地元の定番メニューであるだけでなく、秋田のちびっ子たちに大人気のご当地特撮ヒーロー『超神ネイガー』の武器にもなっている。
きりたんぽは地元スーパーなどでも売られているが、秋田では自分で作る家庭も多い。基本的には炊いたお米をすり鉢などで潰し、棒に巻きつけるだけ。秋田出身の友人はその作業を面白がって子供のころは母親とよく一緒に作っていたそうだ。
だが、そのきりたんぽ以上に秋田で日常的に食べられているのは『稲庭うどん』だろう。やや細めの麺で弾力性のあるモチっとした食感が特徴だ。同じうどんでも香川の讃岐うどんほどのコシの強さはなく、簡単に噛み切れるので子供や年配の方にも食べやすい。
ちなみに稲庭うどんは、讃岐うどんと並ぶ全国2大うどんのひとつ。「讃岐うどんも美味しいけど、やっぱり一番は稲庭」(40代男性)と語る県民も多く、なかには「稲庭には丸亀製麺やはなまるうどんのような全国チェーンがない。佐藤養助商店(※秋田や東京、アジアで20数店舗展開する稲庭うどんチェーン)にはぜひ頑張ってほしい!」(50代男性)とエールを送る人も。ちょっと控えめな県民性だと言われているが、地元を愛する気持ちはほかの県民たちにも負けていないようだ。
そして、スイーツでは路上アイスに注目だ。春~秋限定だが、秋田では国道を車で走っていると路上でアイスを売っているおばちゃんをときどき見かける。地元の風物詩となっている『ババヘラアイス』だ。
種類はイチゴとバナナの2つしかないが、これをおばちゃんがコーンのカップにキレイに盛り付けてくれる。頼めばバラやチューリップなどの形にしてくれてインスタグラム用のネタにうってつけだ。
あと、秋田といえば“秋田美人”という言葉で知られるように美女が多い土地として全国的に認知されている。ところが、「(秋田出身の)佐々木希や生駒ちゃん(生駒里奈)のような美人は地元でも超レア」(20代女性)、「秋田美人という言葉だけが独り歩きをしている」(40代男性)など違和感を覚える県民も少なくない。
ただし、その一方で「同じ女性から見ても色白の肌のキレイな人が多い気がする」(30代女性)といった声もあった。実際、秋田県は全国で平均日照時間がもっとも少ないという統計もあり、お肌にとって優しい県との見方もできる。そう考えると“美肌女子の産地”というのが正しいのかもしれない。
きりたんぽは各家庭の自家製
美人の産地ではない?
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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