仕事

コンビニ店員が嘆く“最悪の客”とは?「俺たちだって人間なのに…」

レシートを渡そうと思ったら…

 無反応な客に困ってしまうのは、問いかけの時だけではない。  皆様はレシートはどうしているだろうか。とりあえず持って帰る人もいるだろうが、受け取ってからレシート入れに捨てるなどしているはずだ。  店としては、レシートを渡すのは義務である。なにかあったら証拠となり、責任を取らせられる。絶対に必要がないとわかっている常連客以外は必ず渡すのだが、もしもレシートがいらないならば「いらないです」と言葉で言うなり、ジェスチャーで示せば問題ない。  しかし、受け取ってからそのままレジに置いていく人もいれば、レシートを渡そうと手のところに持っていっても、完全に無視をする人が意外と多いことに驚く。正直なにか反応しろよ、と思う。内心、非常に気分が悪くなることだ。もちろん、ごく少数の人だが。  無反応の極みといえば、そもそも電話で話しながらレジに来る人。これは失礼ではないか。まともな人はいったん電話を切ったり、中断してくれる。  通話しながらだと、こちらは自動販売機みたいな気分になるし、人として認められていないような惨めな気持ちになるのだ。 落ち込む

お金やカードを投げる最悪の客

 店員たちから聞くお客さんの最悪の行動は、“カードやお金を投げつける”こと。  長蛇の列を並んだ後でイライラしている時や、なにか接客に不満があった場合に抗議の意味を込めているのか……。そんなことをされたら誰だって侮辱されたと感じるだろう。さすがに0.1%ぐらいの割合だが、やられたほうは印象最悪だからよく覚えている。  たとえば、もっとも酷かったのはお金をトレイに入れ、そのトレイごと投げる20代前半の女性だった。わざとやっていないのは確かだ。いつもスマホをいじりながら来店して、筆者だけではなく、他の店員にも同じことをしていた。
お金

トレイごとお金を投げてくる人もいる

 さらに、一度こんなことがあった。その日は日曜で30代の夫婦がレジにきた。たくさん買い物をしたのでカゴの中の商品を取りながらスキャンしていたら、旦那がポイントカードをレジの端に置いた。  そんなに遠くに置かれても困ってしまうが、スキャンするのに精一杯なので、終わったらカードを取ろうと思っていた。しかし彼は、すぐにカードを受け取らなかったことが気に入らなかったのか、そのカードを筆者に向けて放り投げたのだ。  さすがにムカついた。とはいえ、店員という立場上、我慢しないといけない。ぐっと堪えていると、次の瞬間……。 「ちょっと、あなた、モノを投げるなんて人に対して失礼じゃないの。そんな最低なことをしないでよ!」  奥さんが旦那に対して怒鳴ってくれたのだ。「だって、この店員がカードを出したのに取らないんだもん」と口答えしていたが、奥さんが常識的な人だったおかげで筆者の心は救われた。  勘違いしてほしくないのは、筆者の経験では80%のお客さんはごく常識的な人たちだった。残り19%はちょっと微妙なグレーゾーンだが、ベテランなら対処できるレベル。人として疑ってしまうほどの迷惑客は1%程度と言えよう。  コンビニ店員は機械ではない。ぜひ今回のエピソードを参考に、相手の身になって行動してもらえるとうれしい。<取材・文/浜カツトシ> ― シリーズ・店員が語る困ったモンスター客 ―
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