更新日:2022年11月10日 10:23
仕事

コンビニ店員に過剰なサービスを要求する客。弁当の温めで理不尽にキレる…

 筆者は長年コンビニ業界でアルバイトをしてきた。現在でも店長とは仲がいいし、仲間も大勢働いている。  日々多くの人が訪れるコンビニだが、店員からすると“困った客”も少なくない。正直、そんな客には来てほしくないし、実際に出入り禁止にされた客もいる。おそらく、そのような人たちは他の店でも同じような行動をしているのだろう。具体的にはどんな客なのか?
コンビニ

多くの人が訪れるコンビニ。なかには、店員からすると「正直、来てほしくない」客もいる。※画像はイメージです(以下同)

揚げ物のケチャップやタレを家まで持ってこさせる

 某お笑い芸人が、コンビニでフライヤー(※レジ横の揚げ物など)を注文して中にケチャップが入っていなかったことに腹を立て、店にクレームの電話を入れ、家まで持ってこさせたことをテレビで笑い話にしていたことが何年か前にあった。  反撃してこない相手に対し、さらに視聴者からも抗議がこないと思って「馬鹿な店員が~」と偉そうに話していて胸糞悪くなった。  忙しい時や深夜帯で集中力がなくなっている時にこのようなことが時々起こる。  筆者もあるコンビニに買い物に行き、タコ焼きのタレをつけてもらえなかったことがある。その時は家にあるソースを使っただけだ。わざわざ、それごときで店に抗議をする気にもならないし、自分で入っているか注意をすればいいのだ。  もちろん、「店員なのだから、それをしっかりやるのが仕事だろう」と言う人もいるだろう。当たり前だが、こっちだって、わざと意地悪でやっているわけではない。  店員だって人間なのである。  確かに店員の中には、変な態度や言葉遣いの基本的にダメな奴がやっている場合もあるのだが、皆さんも仕事でミスをしたことがあるだろう? それなのに、なぜそこまで攻撃するのかがわからない。  ある日、店長がフランクフルトにつけるケチャップをお客さんにつけ忘れた。その客は、いつも不機嫌で態度が悪いのだが、近くのカフェで雇われ店長をしている男。電話口で、このように激高する。 「なに忘れているんだよ! ケチャップがないぞ、持ってこい!」  店長は仕方なくそのカフェのオフィスに謝りながらケチャップを持って行ったが、男は自らも客商売しているにも関わらず、ふんぞり返って文句を言っていたそうだ。その後もこの男は当たり前のように店に来ていた……。
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こちらのミスに「公園まで持ってこい」
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