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LINE Pay、PayPay…乱立する電子決済サービス。旅行でも使えるのはどれ?

飛行機

対抗馬のau WALLET

 一方で、大手通信会社auが提供する『au WALLET』の存在も見逃せない。LINE PayはJCBとVisaだが、こちらはMasterCardのブランドが付与される『au WALLETプリペイドカード』が発行される。  こちらも基本はMasterCardのサービス商品だから、海外の対応店舗で利用することが可能。またウォレットへのチャージの方法であるが、au WALLETは通話料金との後日合算ができるのだ。これはデビットカードというよりも、ミニクレジットカードという表現が適正かもしれない。  それに加えau WALLETは、今年からQRコード決済サービス『au PAY』を開始した。同一の電子ウォレットにある残高で、カード決済もQRコード決済もできる仕組みだ。  以上を鑑みると、LINE Payカードとau WALLETプリペイドカードを持っておけば海外でのキャッシュレス決済に難儀することはほとんどない、という結論になる。  今年のゴールデンウィークは超大型で話題になったが、実はお盆休みも土日や祝日、そして振替休日との組み合わせで最大9連休になる。この時を利用して海外で過ごす人も少なくないはずだ。快適な旅行に備え、今のうちに「キャッシュレス決済対策」を講じておく必要があるだろう。<文/澤田真一>
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー
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