更新日:2019年08月28日 19:17
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自衛隊の迷彩服、質と量は大丈夫か?すぐ燃える韓国軍の迷彩服

予備自衛官たちの迷彩服はどうなっているの?

陸上自衛隊

陸上自衛隊公式Facebookより

 常勤自衛官の迷彩服は十分支給されていましたが、常勤以外の自衛官ではどうでしょうか? 自衛隊には非常勤の予備自衛官という制度があります。予備自衛官の中でも最も重要な即応予備自衛官には常勤自衛官と同様に個別に新品の迷彩服や靴などが常勤自衛官と同様に4着貸与されます。概ね必要な迷彩服は個別に貸与されています。即応予備自衛官は文字通り迷彩服でも「即応態勢」です。  問題は予備自衛官です。年間5日しか訓練召集のない予備自衛官には個別の迷彩服は支給されません。通称「てっぱち」と呼ばれる88式鉄帽や小銃なども即応予備自衛官は個別貸与ですが、予備自衛官は訓練時のみ使いまわしです。  我が国に不測の事態が訪れ、予備自衛官が召集されたときに機能の高い迷彩服がなければ即応できません。予備自衛官が緊急招集時に期待されていないなら制度はすでに破たんしています。まさか、ただの数合わせじゃないですよね?  簡単に火がつく韓国の迷彩服も問題ですが、自衛隊の制服不足も大問題です。目先のわずかな出費を惜しんで大規模な損害を出すのは「愚か者の所業」です。陸自の紫紺色の新制服も全員にいきわたるのはずっと先だそうですよ。
おがさわら・りえ◎国防ジャーナリスト、自衛官守る会代表。著書に『自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う』(扶桑社新書)。『月刊Hanada』『正論』『WiLL』『夕刊フジ』等にも寄稿する。雅号・静苑。@riekabot


自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う

日本の安全保障を担う自衛隊員が、理不尽な環境で日々の激務に耐え忍んでいる……

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