お金

腕時計投資の第一人者が最近買った腕時計は?

重そうな見た目だが、実はかなり軽い

 今回、私が選んだモデルは、ロイヤルオークの4100STという型番なのですが、これは初代の次(ぐらい)に登場した、かなり初期な世代といえるモデルです。  初代は5402という型番なのですが、4100は5402のサイズが小さいバージョンといえるモデル。デザインの全体的な雰囲気のバランスは、まさに古き良きロイヤルオークという感じがします。  そして、私が選んだモデルにはもう1つ重要な点があります。それこそが「白文字盤」という要素であるのですが、初期世代において白文字盤のモデルはかなり珍しく、もしかしたら4100がロイヤルオークとしては初めて白文字盤が採用されたモデルなのかもしれません。  ただ、4100STでも白文字盤はほぼ見かけることがなく、まして文字盤が旧字体の状態を保っているモノは希少。私は、そんなレアなロイヤルオークをたまたま見つけてしまい、その瞬間、買うことを決意。そして、買ってから大正解だったということがわかりました。

腕時計投資のプロも魅了するロイヤルオークの魅力

 かつてノーチラスを持っていた私ですが、元ノーチラスオーナー目線では、ロイヤルオークのつけ心地はノーチラスよりはるかに上だと感じます。ロイヤルオークでも、最近のモデルは、ケースに厚みが出てしまいましたが、初期世代のロイヤルオークは、ケースもブレスレットも薄く造られているため、つけ心地がとても良いのです。  そして、その雰囲気は、4桁ロレックスなど感じるオーラそのもの。古い良き時代の希少性と独特の魅力が、ギュッと凝縮されていると感じます。

ケースとブレスレットが薄く、装着していることを忘れるぐらい、つけ心地は抜群

 ただ、このロイヤルオーク4100STは、あまりにも数が少ないため、現行モデルのように今の相場感覚を把握するのは難しい存在。ですから、今のところ値上がりしているのか値下がりしているのかわかりません。  どちらかというと、現時点ではマニアックな希少性を持つ4100STは、一般的な市場で評価されるというよりは、有名オークション会場などで評価されるということになりそうだと思います。  私は有名オークション会場でモノを売却した経験がなく、なおかつまだまだ気に入って使っているため、出口戦略のことは全く考えていません。この時計に関しては、数年使用している間に、気づいたら「レアモデル」として有名になっていたという文脈が理想という気がします。  実際にそうなるかどうかはわかりませんが、もしも将来的に売却したならば、詳しくお伝えさせていただきたいと思います。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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もう新品は買うな!

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