上昇中の高級腕時計相場でロレックスが値下がり傾向。その理由は?
―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―
腕時計投資家の斉藤由貴生です。
ここ数年、高級腕時計は全体的に上昇傾向となっており、特にロレックスではそのような傾向が目立っていました。特に2019年に入ってからは、現行世代に該当するモデルの上昇が目立ち、過去最高値ともいえるほどの相場となっていたモノが多数存在するほどでした。
しかし、そんなロレックスが今、なんと値下がり傾向になっているのです。
2016年冬以降、ロレックスは基本的に上昇傾向となっていたため、現在のように「値下がり傾向」となるのは約3年ぶりのこと。これまで目立って上昇していただけに、このような下落傾向となったのはインパクトがあることだと思います。
ということで今回は、腕時計投資家の私が、最近の下落傾向について解説させていただこうと思います。
高級腕時計市場のこれまでの様子
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある
記事一覧へ
『もう新品は買うな!』 もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう |
記事一覧へ
『もう新品は買うな!』 もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう |
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ