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ユニクロの“返品OK”を悪用する客たち 「面接用に1回着て返した」

 今年も世界トップのデザイナー、ルメールとのコラボ商品などで大賑わいのユニクロ。良質な商品だけでなく、サービスの充実にも定評があるユニクロだが、そこにつけこむ悪質な迷惑客もいる。
ユニクロ

写真はイメージです(以下、同)

 ユニクロは3カ月以内ならタグを外していても、裾上げやお直しをしていても返品することが可能。他社に比べ、返品の受付はかなり寛容となっているが……。

ジャケットを面接で着用後に返品!しかし……

 この返品制度を悪用した迷惑客のひとり、Webコンテンツ制作会社に勤める山内さん(仮名)に直接話を聞くことができた。 「もう数年前の話ですが、転職の面接のためにユニクロでジャケットを購入しました。タグを切り取らずにうまいこと隠したまま面接を受けて、帰りにそのまま返品しました。ジャケットなんてほとんど着ませんから。返品もすんなり受けてもらって、面接も合格したので本当によかったです」 商品タグ まったく悪びれていない様子の山内さん。だが、天罰が下ったのか、後日、自分も迷惑客の被害を受けることになる。 「試着したシャツにハイチュウらしきソフトキャンディがついていたんです……。他の客が試着で付けちゃったんでしょう。マジで最悪だと思ったんですが、自分がやったと思われるのが嫌なので、そのまま自分でそっと返しました」  結局、あまりスカッとしないというか、更にモヤモヤする話だが、とりあえず悪いことはできないものだ。

キャッシュレス決済後の返金を悪用した迷惑客

 中には現金での返金制度を利用した悪質客もいる。 去年まで中央区のユニクロでアルバイトをしていた河本さん(仮名)は語る。 「うちの店舗ではないのですが、毎回、JREのポイントが10倍になる時にSuicaで2万円ほど買って、後から返品するという客がいたそうです。そうするとお金は現金で帰ってきて、決済は取り消しにならないのでポイントが残るんです」  ご丁寧にも服装を変えて、違う店舗でも同様のことを繰り返していたという。 「顔バレしていたので、気づいた店舗では返品お断りをするようになったそうですが、本当に最低ですよね」

ユニクロ側は悪質客情報を掴んでいるのか?

 こうした悪質な客に対して、ユニクロ側は何かしらの対策は講じているのだろうか。  カスタマーセンターに聞いてみたところ、やはり上記の場合、原則として現金による返還になるため、すべての悪質なケースに対応できているわけではないという。  ただし、「返品手続きの際にこれまでの記録を参照し、規約に違反していると判断した場合は返品をお断りしています」とのことだった。  数年前までユニクロでアルバイトをしていた土浦さん(仮名)が言うには、こうした悪質客は各店舗で情報が共有されているそうだ。 「少なくとも私がいた頃は、こういった酷いお客さんの情報は各店舗に共有されていました。防犯カメラで顔が割れているのはもちろんですが、クレジットカードを使っているので店側には、実名までわかっているんですよね」  便利なサービスも、悪用する人間が増えれば使えなくなってしまう。節度をもった利用が望まれる。<取材・文/日刊SPA!編集部>
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