更新日:2023年04月25日 00:06
スポーツ

ド底辺キャバ嬢 香港競馬で美女と美酒に酔う

<ド底辺キャバ嬢 女舟券師を目指す 番外編2>

「カワノさん、香港行くなら香港競馬かマカオのカジノでもやってきてくださいよ」  先日、担当編集Tとボートレースの打ち合わせ中、突如言われた元・ド底辺キャバ嬢のカワノアユミです。きっかけは取材で急遽渡航が決まった香港。それを担当Tに伝えたところ、なぜかそんな競馬の話に……。あれ? この企画ってボートの企画じゃ……。しかも香港には行くのだが、マカオは行くかその頃はまだまだ未定。そもそも香港の競馬ってどうやって馬券を買うのか、まーーーーったくわかりません。と、その旨を伝えると、 「それを調べるのがカワノさんの仕事でしょ! ガチャ!」  なんなんですか、この人……。鬼担当Tに相変わらず殺意を覚えたのはさておき、以前、韓国の釜山に行ったときも似たようなことがあったような……。しかも今回は釜山でやったカジノとは違い、ルールもまったく分からない競馬! あの……この企画ってボートレースの企画じゃなかったでしたっけ?  とにもかくにも、右も左も分からないまま、香港競馬に行ってきましたよ!

まさに不夜城。かなりアッパーな雰囲気の競馬場で、かなりアガります

 まず、香港の競馬場を調べたところ大きく2つあることがわかった。1つは九龍サイドにある沙田競馬場(シャティン競馬場)、そしてもう1つは香港島のハッピーバレー競馬場。宿泊するホテルが香港島だったのでなるべく近いほうに行きたい……と開催日を調べたところ、私が行く日にちょうどハッピーバレー競馬場でナイターが行われることが判明。どうやらハッピーバレー競馬場では毎週水曜日にナイターが開催されている模様。しかも場所は以前働いていた日本人キャバクラのある銅鑼湾。あんなところに競馬場なんてあったっけ……。  若干の不安を抱きつつ、当日の19時のオープンに合わせてハッピーバレー競馬場に向かった私。実は今回、同行者が。SPA!でも連載をしている作家でライターの鈴木涼美氏が一緒なのだ! 香港競馬に行くという話をしたら「私も行きたい!」となぜか興味津々の鈴木氏と銅鑼湾からタクシーで競馬場へ向かう。5分ほど走ると、街の中にそれは突然姿を表した。 「おお、マジか……」  外にはすでにたくさんの人だかり。さっそく入口でパスポートを提示して中に入ると……な、なんじゃこりゃぁああああ! 過去に1度だけ府中競馬場に行ったことあるのですが、全然雰囲気が違う! まずめちゃくちゃ広い。音楽がガンガンかかり、ビールや食べ物が売られているテントがたくさん並んでいてまるでフェスのよう! そして客は……なんと金持ちそうな欧米人ばかり! 何これ英国紳士? さらに周りにはドーン!とそびえたつ香港の摩天楼。何じゃ、この楽しすぎる世界は……!

鈴木さんとツーショットでパシャ! やっぱカワイイ女の人はええわ~と、思わずオッサンみたいなことを口走りそうに……

 初の香港競馬場にすっかりテンションが上がる私と鈴木氏。あ~、ずっとここにいたい……。だが、この後、予定が詰まっていた私達。急いで馬券を買わなければ……。とはいえ、まったく買い方が分からない。周りを見てみると券売機らしきものは見つからず、客はみんな窓口で購入しているではないか。さっそくマークシートらしきものを手に取るも、全然わからん! とりあえずモニターで見る限り次は第2レースということは分かったので、オッズを見ながら固そうな数字を記入して馬券を購入! 馬券は20香港ドル(約276円)から購入できるようだ。  だが、ここで問題発生! 鈴木氏がスマホで馬券の買い方を調べてみると、なんと私が購入した馬券は「六環彩」という本日行われる後半のレースのものだったのだ!
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レースの結果はいかに?
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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