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キアヌ・リーブスの聖人伝説。ギャラ約78億円のうち、56億円を還元

お金や権力に執着なし。服装はボロボロ、移動には地下鉄を使うことも

 そんな波乱万丈な過去の影響か、趣味はバイクと車に読書と、ハリウッドスターにしてはかなりシンプルなキアヌ。服装もいつもボロボロで、ネットではたびたび、その姿を激写されている。お金にもあまり執着はないようで、『マトリックス』シリーズのギャラ約78億円のうち、約56億円を特殊効果とメイクアップチームに還元したという太っ腹な逸話が残っていほどだ。
キアヌ

オフの日のくたびれたキアヌが、公園のベンチに一人で座り込みうなだれている様子が激写され、“サッド・キアヌ”という名前でフィギュア化されたことも(画像はAmazonの「キアヌ・リーブス ぼっちフィギュア 小」より)

 自身の立場におごることもないようで、『ジョン・ウィック:パラベラム』の撮影中、現場近くにいたホームレスの男性に話しかけて談笑し、ダンボールにサインをしてあげたなんてエピソードも。  移動手段も、ハリウッドセレブよろしく自家用ジェットで……なんてことはなく、地下鉄に乗ることもしばしば。ほとんどの人に気がつかれず、目の前の妊婦にごく自然に席を譲る様を撮られたこともあった。

人助けをしまくる“リアルヒーロー・キアヌ”のジャスティスエピソード列伝

 その飾らない性格だけでも得難いのに、キアヌは、困っている人をたびたび助けて話題を呼んでいる。旅行中だった男性が、手荷物の量が多すぎて空港で追加料金を払わなければいけない場面に遭遇したキアヌは、彼の代わりに料金を支払い、記念撮影にも応じたそうだ。  空港関連でもうひとつ。今年3月、サンフランシスコからロサンゼルス近郊の町・バーバンクに向かう飛行機が、目的地手前で緊急着陸する事故が発生した。空港で足止めを食らい混乱する乗客の中にいたキアヌは、航空会社のスタッフと冷静に話し合い、目的地までの最短ルートを乗客に伝えて回っただけでなく、代行バスの中で自分のスマホで音楽を流しながら、周辺地域のマメ豆知識を調べて人々を和ませたのだそうだ。  キアヌのヒーローぶりは、まだまだある。今から3年前、オーストラリア出身の女性ニコルさんが、バカンスで訪れたビバリーヒルズで道に迷ってしまったことがあった。そこに偶然通りかかったキアヌは、自分のポルシェに彼女を乗せて目的地まで送り届け、電話で彼女の家族や友人に無事を伝えたのだ。彼はこのとき自分の素性を明かさなかったため、ニコルさんは当初キアヌだと気がつかず、素性の知れぬ“善意の男”を怪しんだそうだ。
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キアヌの“人格者っぷり”に感服
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