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キアヌ・リーブスの聖人伝説。ギャラ約78億円のうち、56億円を還元

発言や行動から見えてくるキアヌの“人格者っぷり”に感服…

 数々の“聖人エピソード”を持つキアヌだが、普段のちょっとした行動や発言からも、彼のストイックで知的な性格が垣間見える。
 TwitterユーザーのKemoy Lindsay(@KemziLinzi)さんが発言したことで話題となったエピソードに、「キアヌが女性と写真を撮るときは、よく見ると身体に触れていない」というものがある。真相は定かではないが、Twitter上では「女性に尊敬を持って接するキアヌ、もっと好きになっちゃった!」といった声が相次ぐこととなった。  また、映画雑誌『cut』の1996年3月号で、浮いた話のないキアヌに対し、インタビュアーが「キアヌはゲイではないのか」という不躾な質問を投げかけたことがある。ここでキアヌは「ほんとのことはわかんないけどね」「ゲイであること自体は悪いことでもなんでもないだろ。なのにぼくが否定したら、批判するのと同じじゃないか」と返答。この繊細な言葉選びにも、多くの賞賛が集まった。

同じ業界人も口を揃えて語る、キアヌの“良い人ぶり”とは

 同業者たちからもキアヌは好評なようだ。美人俳優のエル・ファニングはキアヌと共演した際、「彼はとても礼儀をわきまえている人で、素敵な人だった!」「ダークで気持ち悪いあの役とは全然違うの!」と、彼が演じた役と実際の人柄との落差を、嬉々として語っていた。
 また、2005年に映画『コンスタンティン』で共演して以来の友人という俳優のピーター・ストーメアは、雑誌『VOGUE』の取材で「キアヌについては、いいことしか思い浮かばないな。1年に1度、2人で会ってビールを飲みながら、人生とは、みたいな話をするんだ」と語っている。  そして、キアヌの主演SF映画『JM』(1995年)の監督でもあるロバート・ロンゴは、同じく『VOGUE』の取材で「僕が何かについて話すと、いきなりポケットからノートを取り出して、メモを取るんだ。僕が読んだ本のタイトルとかをね。で、あいつは、本当にその本を読むつもりなんだよ!」と、キアヌの実直さを冗談めかして褒めていた。  ――なぜキアヌは、こうも良い人なのだろうか。それは、彼が壮絶な悲しみを乗り越えてきたからこそなのかもしれない。まるで当たり前のように、誰にでも優しく接することのできるキアヌは、まさに現代の“聖人”と言っていいだろう。<文/TND幽介(A4studio)>
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