アナタの“性の知識”間違っていませんか?

長年、「そういうものだ」と思い込んでいたことが、実はまるっきり違っていたという経験は誰にでもあるだろう。そこで、我々が普段当たり前のように思っていた定説をもう一度、洗い直してみたい

【からだ編】
エセ科学や誤解に基づく”定説”が横行!


― SEX ―

<定説>包茎は短小・早漏になりやすい

<真実>むしろ手術で早漏になる例も

<定説>長茎手術で竿が長くなる

<真実>見た目だけで元の長さは変わらない

 男の沽券に関わる問題だけあって、人にはなかなか相談できない下半身事情。だからこそ、もっともらしいデマが広がりやすい領域でもある。際たるものが包茎関連。

「包皮が亀頭の成長を阻害し、刺激にも慣れないから早漏」との噂に悩む読者も多いのでは? そこで、ドクター山中の愛称で知られる山中秀男氏に真偽を尋ねると?

「まったくそのようなことはありません。亀頭のサイズは遺伝です。また、早漏に関しても、射精のタイミングは脊髄にある射精中枢が司っており、包茎との関連性は薄い。むしろ、包茎手術をしたら早漏になったという例もあります」

 一方で、「オナニーし過ぎると包皮が伸びて包茎になる」という嘘臭い俗説のほうは、意外と信憑性があるようで。

「昔、農村よりも都会の青年の方が仮性包茎になりやすいという調査がありました。これは、都会の方が刺激が多く、オナニーに溺れやすいからと言われています」

 オナニー三昧だった学生時代の自分を叱ってやりたい! また、自信回復の起死回生の秘策である「長茎術」に関しては、「現在の医学では不可能」とバッサリ。

「今ある長茎術は、陰茎提靭帯を切って皮下に埋没した部分を露出させるだけ。木の根元を掘り返すようなもので、ペニスが如意棒のように伸びるわけではありません」

 厳しい現実ではあるが、涙を飲んで受け止めようではないか……。

<定説>ぎらつくハゲ頭は絶倫の証!

<真実>絶倫は前頭部のハゲだけ

男の力強さ。それは男性ホルモンである。風にたなびく胸毛は精力の象徴! 禿げ上がった頭は絶倫の証!……と言われているが? 

「男性ホルモンが多い人は、精力が強いのは事実です。ですが、頭髪の薄さと精力は必ずしもイコールではありません。この場合、前頭葉からハゲる人は男性ホルモンが強く、精力旺盛の可能性が高い。しかし、それ以外は単なる遺伝的なもので、精力とは無関係です」

 つまり、前頭部がハゲた男は絶倫だが、頭頂部から進行するようなタイプは単なるハゲ。じゃあと、市販の強壮剤に頼ろうとする男たちに、山中氏は苦言を呈する。

「あの手の商品には、隠し味として男性ホルモンが入っており、外部から男性ホルモンを摂取すると、ネガティブフィードバックによって睾丸が萎縮して、機能が低下するために、無精子症やEDになる恐れがある。ならば、カルシウムを摂取することで勃起中枢を刺激するほうが余程有効ですよ」

 牛乳こそ最高の強壮剤なのだ。ほら、なんとなく色が似てるし!

【山中秀男氏】
虎ノ門・日比谷クリニック院長。医学博士。下半身事情に精通し、ラジオ・新聞・雑誌などで連載多数。著書に『男性力がみなぎる本』(マキノ出版)など

― 日本人の[定説]はウソだらけだった!【7】 ―




おすすめ記事