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私が熟女キャバクラで働く理由。離婚歴に元夫のストーカー…女たちの過去

―[キャバ嬢に訊け]―
 小熟女キャバクラや姉キャバなどを入れると、キャバクラと数は変わらないとまでいわれている熟女キャバクラ。様々な店があり様々なキャストがいるが、彼女たちがなぜ熟女キャバクラで働くことになったのか、その理由を知る客は少ないだろう。
熟女キャバクライメージ

写真はイメージです

 そこで今回は、熟女キャバ嬢達に「私が熟女キャバクラで働くことになったという理由」を聞いてみた。そこには、女たちの様々な過去があった。

離婚歴のある女性キャストが多い?

 熟女キャバクラで働いていると聞いて、まず思い浮かべるのは「離婚歴がある女性」という人もいるだろう。その事実を確かめるべく、都内の熟女キャバクラに勤める結子さん(仮名・39歳)に話を聞いた。 「まぁ……あながち間違いではありませんね。私の店で働くキャストのほとんどが離婚歴があったり、子供がいる女性ばかりです。でも、みんな子供が大きくなって手を離れている人のほうが多いと思います。私が熟女キャバクラで働き始めた理由も、きっかけは離婚なことには変わりないです。というのは、別れた旦那がストーカー化したことが原因なんです」  ポツポツと話し始めた結子さん。彼女が離婚したのは35歳のとき、旦那のモラハラが原因だったという。 「結婚しているときから『ダメ人間』や、専業主婦だったので『無職』『居候』呼ばわりされていました。子供が小さかったのでずっと我慢していたのですが、小学校高学年になったタイミングで離婚を決意しました。  でも、そこからが大変で離婚した後から元夫の嫌がらせが始まったんです。1日に何通もLINEを送ってきたり、携帯に無言電話をかけてきたり……。しまいには家の前に生ゴミを置かれたことも。一度、仕事帰りに後をつけられたことがあったので警察に駆け込んで旦那と話してもらったら、『前の家に忘れていた荷物を届けに来ただけだから』とシラを切られました。  それ以来、このままでは何をされるか分からないと恐怖を感じるようになり、知り合いに子供と一緒に寮に入れる熟女キャバクラを紹介してもらったんです」  寮は店から徒歩圏内で周辺が繁華街だったため、夜道でも安心して帰れるようになったと話す結子さん。それから夫の嫌がらせが冷めるまで熟女キャバクラ寮に住んでいたという。 「1年前にようやく寮を出て引っ越すことができたんです。でも以前の寮と場所はあまり離れていませんね。やはり人目につく場所のほうが安心できるし、何かあったとしても店側がすぐに対応してくれると思うので。そういう意味ではワケありの女性が働きやすいと思います」

想像とは違った…熟女キャバクラでの過酷な仕事

託児所 一般のキャバクラと違い、住まいや託児所が完備されているのも熟女キャバクラではの特徴。また、中には地方から出稼ぎのように働きに来るという熟女キャバ嬢もいる。大阪の熟女キャバクラに勤務する里美さん(仮名・36歳)だ。 「以前は結婚していて北陸に住んでいたのですが、子供ができないという理由で離婚しました。旦那は地元で何代も続く酒屋の息子で、私もたまに店を手伝ってはいたものの外で働くことは許されませんでした。  跡取りが絶対条件だったのに子供ができなくて何年も不妊治療をしていたのですが、結局子供ができないと分かったらあっさりと離婚されました。何年も働いていなかったので地元に就職先が見つからず、スナックでバイトを始めたんです。  でも、お客さんがみんな元夫のことを知っているので居づらくなってきて……そんなときに求人サイトでたまたま見つけたのが大阪に新しくオープンする熟女キャバクラの求人でした」  対象年齢30~50代、住宅手当あり。地元にはない求人条件に里美さんは地元を捨てる覚悟で面接に向かったという。それからしばらくして大阪の熟女キャバクラのオープニングメンバーとして働きはじめた里美さん。しかし現実は想像以上に過酷なものだった。 「熟女キャバクラと店名にも大きく書いてあったせいか、エロ目的のお客さんばかりだったんです。中には『男に飢えているからこんなところで働いているんでしょ?』とホテルに誘ってきたり、触ってこようとしてくる人も。  キャストも黒服も水商売経験の少ない人ばかりで店内で客に触らせる子もいて、黒服も止めようとしない。客の誘いに乗るキャバ嬢も多くて、一度店外で会って2度と店に来なくなるのもしゅっちゅうでした。一時は『この店はすぐヤレる』と水商売専門の掲示板に書かれていたこともありました……」  その結果、オープンからわずか1年足らずで店は閉店。その後、いまの店に移った里美さん。現在働く店は老舗ということもあり以前のような客はいないと話す。「流行りというだけでオープンした熟キャバはキャストも黒服もテキトー」と里美さんはいう。
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26歳で熟女キャバクラに勤務するワケ
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