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近所にエロい店ができるのは良いが、難易度を示してほしい――patoの「おっさんは二度死ぬ」<第79話>

爺さん達の代わりに、僕が偵察に行くことに……

 「ありゃあエッチな店だと思うね。若い女が出入りしてる」  一人の爺さんがそう言った。  「花輪の送り主がみんな怪しげな会社だったからな。エロい店だ」  別の爺さんがそう言った。とにかく興味津々なご様子だった。  色々と相談した結果、もっとも若い僕がカサブランカの様子を見に行くことになった。カサブランカが武闘派のボッタクリ店舗だった場合、じいさんたちでは逃げられないし太刀打ちできないからだ。その点、若い僕ならダッシュで逃げることも可能だ。  果たしてカサブランカはエロい店なのか、そんな想いを胸に車を走らせ、郊外にポツンと佇むカサブランカに到着した。  店構えは、もともとメガネ店だった店舗でガラスが多かったように思うが、そこに無理やりに外壁を張り付け、外国のロッジ風にしているようだった。確かにけばけばしい花輪が居並び、そこに書かれている社名たちは水商売的なものを予想させるものだった。なんとも怪しげな感じがする。  「これはエロい店では?」  そんな期待を胸に入口へと向かった。  店に入ると、正面に小さな小窓が付いた受付が現れた。なんとなく淫靡な感じの小窓だ。この時点でほぼエロい店と見ていい。  「はじめてなんですけど、ここはどういう店ですか?」  小窓に問いかけると、やけに威勢のいい声が返ってきた。  「そうですね、お酒を飲む店です。基本的には飲み放題プランですね。お酒を飲んでいただいて横に女の子がつきます」  早い話、キャバクラみたいな感じだろうか。そうなると、あまりエロくないのかしれない。ただお酒を飲んで女の子とお話をするだけだ。  飲み代は時間制らしく、そこそこに高い金額が掲示されていたが、それでも調査代金はじいさんたちが負担するというので、迷うことなく突き進んだ。  小窓の横の扉を抜けると、けっこう重厚なドアがあって、そこに人生の大半のことを暴力で解決してきたみたいな男が立っていた。その男がドアを開けると、そこにはとんでもない光景が広がっていた。
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めちゃくちゃエロいやんけ……! しかしそこに待ち受けていた圧倒的な暴力
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