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近所にエロい店ができるのは良いが、難易度を示してほしい――patoの「おっさんは二度死ぬ」<第79話>

めちゃくちゃエロいやんけ……! しかしそこに待ち受けていた圧倒的な暴力

 キャバクラみたいな感じかな? そこまでエロくないのかな?  それは大間違いだった。店内をあるく女の子はみんなキューティーハニーみたいな衣装であり、めちゃくちゃエロかった。エロが歩いているようなものだった。入口は暴力だし、中はエロ、セックスと暴力に満ち溢れた空間がそこにあった。  さらに席に案内されて周囲を見るのだけど、そのキューティーハニーがおっさんと完全にエロいことをしているのだ。  どうやら、キューティーハニーの衣装を脱がせてはいけない、客も脱いではいけない、という鉄の掟があるようなのだけど、衣装を脱がさない範囲内で秘部と秘部をこすり合わせるような絡みが随所で見られた。どうもセクキャバのはしりみたいな店だったように思う。  「これは完全にエロい店だ!」  僕の胸は高鳴った。爺さんどもが出し合ったなけなしの年金でこんなエロい体験ができるのだ。あそこを歩いているめちゃくちゃエロそうなキューティーハニーが僕につくのか、そこでどんな擦り合わせがあるのか。もうドキドキでどうにかなりそうだった。  そこに暴力で全てを解決していそうな男がやってきた。男は淡々とシステムの説明を始める。  「店員の衣装を脱がせてはいけません。また、お客様自身も脱いではいけません。それ以外はご自由に」  そんな説明だった。完全に予想通りだ。逆に言えばルールはそれだけだ。それ以外はガンガン行けるということである。めちゃくちゃエロいやんけ! カサブランカ、エロいやんけ!  そう思っていると、暴力がとんでもないことを言いだした。  「ただ、申し訳ないのですが、いまオープン直後で、たいへんその、お客様が多く、女の子が足りません。女の子が空きましたらかならず案内しますので、それまで私が話し相手になります」  なにいってんだ、こいつ。おかしいだろ。おい、座ってんじゃねえよ。
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怪しいおっさんは討伐難易度を★で示してくれ
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