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「牛角」の定額食べ放題サブスク、1か月で22日食べた猛者を直撃

 サブスクリプション、略して「サブスク」。巷で聞く機会も増えたと思うが、いったい何のことやら。平たく言えば、“定額制”のこと。定額料金を支払うことで、一定期間お得なサービスが受けられるというものだ。
サブスク

「牛角」のサブスク利用者のレシート。内訳には「¥0」が並ぶ。別途かかった金額はドリンク代のみ(写真提供/きつねこさん(@kituneponyo)、以下同)

 うまく利用すれば忙しい生活や厳しいお財布事情にゆとりを生むかもしれないこのサービス。参入企業も増え、「こんなものまで?」と驚きのサブスクも。もはや若い子が動画を見るだけのサービスなんかではない。むしろ働く世代に役立つサービスではないだろうか。そのジャンルは多岐に渡り、衣食住をサブスクでまかなうことも可能だ。

「牛角」焼肉食べ放題サブスク、月22日間利用した人の感想は?

レシート

きつねこさん(@kituneponyo)は1か月のうち、22日も「牛角」を利用したという

 去年11月末に登場した人気焼肉チェーン「牛角」での焼肉食べ放題サブスク。1か月で1万1000円。想像しただけで心踊るサブスクだが、今年1月で新規販売停止を発表。「もし次にチャンスがあれば……」と思った人も少なくないはずだ。となると、実際に利用してみた人がどうだったのか気になるところ。今年1月に利用したきつねこさん(@kituneponyo)に話を聞いてみた。 「(食べ放題ではあったが)無理に元を取ろうとしなくてもいいと思うようになりました。たとえば、個人的に牛より好きな豚をメインに食べて腹八分に収めたり、野菜をしっかり食べたりするなど、むしろ健康面を気にするようになりましたね」(きつねこさん、以下同)  肉だけではなく、サラダなども選べるので、その日の気分によって食べたいものが食べられるのは嬉しい。一部のニュースでは、「予約が取りにくい」という声もあった。きつねこさん曰く、「ある日曜の夜だけ、予約無しで行ったら混んでいて別のお店へ行った」とのことだが、1月7日以降サブスク対応店舗を3店舗から48店舗に拡大したためか、サブスクが原因で混んでると感じることはなかったそうで、1か月のうち22日を牛角を利用し、なんと12日間連続で通っていたという。  その裏側にはこんな秘話も。 「当初、サブスクは店舗限定で激混みが予想され、ネット予約だと2名以上しか受け付けていない。一人だと予約を取るのが非常に難しかったため、同じサブスク利用者をTwitterで探して2名以上で行こうと。この方法で、2回食事しましたね」  サブスクを通じて新しい出会いがあるのは2度おいしい。  とはいえ、ほぼ1か月毎日通って飽きないのだろうか? 「全然飽きないですね。牛角はメニューも豊富なので」 牛角 現在、牛角はあまりの人気にこのサービスを停止している状態だが、もしも再開したら「また使いたい」と答えたきつねこさん。1か月にかかった金額はサブスク1万1000円のほかに別途ビール代のみ。お財布にも優しく、復活を願うばかりだ。
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ワイシャツのアイロンがけが無くなるサブスク
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5歳の頃からサスペンスドラマを嗜むフリーライター。餃子大好き27歳。 たまに写真も撮ります。

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