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槇原敬之逮捕の余波。なぜ、逮捕まで2年もの時間が?

「レコード会社各位 槇原敬之さんの過去作品を封印しないでください。楽曲に罪はありません。CDの回収やサブスクからの削除はやめてください」 槇原敬之 衝撃の逮捕を伝える第一報が飛び込んできた直後から、そんなファンの声を代弁するツイートが大量RTされる事態となった……。  2月13日、シンガー・ソングライターの槇原敬之容疑者が、覚せい剤取締法違反(所持)と医薬品医療機器法違反(同)の疑いで警視庁組織犯罪対策部第5課に逮捕された。逮捕容疑は、’18年3月30日に東京・港区のマンション一室で指定薬物の亜硝酸イソブチルを含む通称「ラッシュ」と呼ばれる液体64.2mlを、同年4月11日に覚醒剤0.083gを、それぞれ所持した疑いだという。  槇原容疑者は’90年にデビュー。「どんなときも。」(’91年)や「SPY」(’94年)など数々のメガヒット作品を世に放ち、SMAPに提供し“国民的応援ソング”となった「世界で一つだけの花」(’03年)を手掛けたことでも知られるが、’99年にも、後に槇原容疑者の個人事務所の代表となる男性パートナーと共に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕・起訴され、懲役1年6月・執行猶予3年の判決を言いわたされていた。
槇原敬之

槇原敬之Instagramより(※現在は非公開)

 今回の逮捕劇の舞台は、この長年にわたって生活を共にしてきた男性パートナーが住んでいたマンションの一室だ。男性は’06年3月に事務所の代表に就任し、その後、12年間公私ともども槇原容疑者を支えてきたが、’18月3月に突然、事務所を退所。直後に覚せい剤取締法違反(使用)で逮捕され、懲役2年の実刑判決を受けている。この男性が逮捕時に、押収された覚せい剤とラッシュについて「それはマッキー(槇原容疑者)のもの」と供述していたため、これが槇原容疑者の逮捕の決め手になったという。 「私もあなたのCDをいくつか持っています。聞くと元気が出ますよね」  ’99年に行われた裁判では、訴追する側の検察官がそんな励ましの言葉を槇原容疑者にかけたことでも話題となった。槇原容疑者も後に「しっかりと(言葉を)受け止めて頑張ろうと思った」と自らが犯した罪を悔い改めたはずだったが……。

本気で覚せい剤をやめようとしていたのか?

 やはり、覚せい剤という“禁断の果実”に一度でも手を出すと、その味は忘れられなくなるものなのか? 長年にわたってアウトローの世界を取材し続けているライターの池田潮氏が話す。 「依存の度合いや使用期間、周囲のサポート体制、本人の性格などさまざまな要素が影響しますが、本人にやめようという強い意志があればやめられます。かつては常習者であっても、クスリを断って定職に就いたり、結婚して社会生活を営んでいる人は大勢いますから。  その一方で、環境や性質、深い依存により覚せい剤がフィットしてしまった数パーセントの人たちにとっては、断ち切ることは至難の業……。  そういった人たちは、取り返しがつかないほど体にダメージを負うなど、自らの意思ではなく外的要因によって覚せい剤と隔離されるのみであって、本当の意味ではやめることはない。  ただ、槇原容疑者の場合は『断ち切るのが難しいのか』は問われていない気がします。なぜなら、前回の逮捕時に本気で覚せい剤をやめようとは思わなかっただろうからです。やめようと思わない常用者にとって、覚せい剤の摂取は日常。何の罪悪感もなく、女子高生の朝シャンみたいなことなので、発覚すれば謝りもするけれど、ほとぼりが冷めれば、少し注意深くなるぐらいでまた再開します」
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クスリをやってる噂は7~8年前からあった
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