槇原敬之『もう恋なんてしない』は救いのない歌だった!? 名曲たちの意外な秘話
シンガーソングライターの槇原敬之が1992年にリリースし、代表曲となった『もう恋なんてしない』。その誕生秘話が、3月4日に放送のバラエティ番組『なるみ・岡村の過ぎるTV』(テレビ朝日系)にて本人の口から語られた。
この曲はタイトルとは裏腹に、サビの最後では「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」と歌われている。二重否定によって、結局は再び恋をするという意味合いになっているわけだが、槇原いわく、制作段階では本当に“もう恋なんてしない”まま終わる歌詞だったらしいのだ。
現在の形になったのは、当時のプロデューサーに「救いがなさすぎる」と指摘されたのがきっかけだったそう。結果的に『もう恋なんてしない』はミリオンヒットを記録したが、変更前の歌詞で発売されていたら世間にはどのように評価されていたか、気になるところだろう。
まずは楽器を持たない“エアバンド”という概念を世の中に定着させてしまった、ゴールデンボンバーの『女々しくて』だ。
キャッチーなメロディと振り付けで今やカラオケのド定番となっているが、作詞・作曲を手がけた“Vo-karu”の鬼龍院翔が最初に他のメンバーに聞かせたときの反応は、「ダサい」「どっかで聞いたことあるかも」と、散々なものだったという。鬼龍院もそれ以上プッシュすることができず、一度はお蔵入りしてしまった。
しかし、のちに開催するワンマンライブで新しい曲が必要になったとき、樽美酒研二の前に在籍していた“Doramu”担当のメンバーが「『女々しくて』っていう曲、どうなったの?」と掘り返す。これによってライブでの初披露が決まり、ファンもすぐに盛り上がりを見せたそうで、鬼龍院は「もうメンバーに意見を聞かなくてもいい」と、自由な音楽作りを心がけるようになったのだとか。
続いては、モーニング娘。(現在のグループ名称は「モーニング娘。’19」)の『LOVEマシーン』。新メンバーオーディションに合格した後藤真希が加入して初のシングルという話題性も手伝ってか、ミリオンセラーとなった。
とはいえこの曲、かつては元プロデューサーのつんく♂が、自分のバンド(シャ乱Q)用にデモを作っていたという裏話がある。ディスコサウンドが他のバンドメンバーたちには受け入れられなかったばかりか、サビも「おっぱい娘は~♪」という強烈な歌詞だったようで、ボツを食らったらしいのだ。
だが、歌詞を変えてモーニング娘。に歌わせた途端、爆発的にヒット。つんく♂には昔から「アーティストが嫌うようなダサい曲のほうが売れる」という信条があり、シャ乱Qの『ズルい女』(1995年)も同じ考えで制作されたそうなのだが、その決定的な裏づけとなったのが『LOVEマシーン』なのだろう。
そこで今回は『もう恋なんてしない』のように、意外な秘話を持つ名曲たちを紹介していきたい。ジャンポールエヴァンで売ってました(笑)嘘です(笑) pic.twitter.com/4oERkqcoof
— 槇原敬之 (@Daviechan) 2019年3月3日
ゴールデンボンバー『女々しくて』(2009年):ボツ寸前だった曲が命拾い
モーニング娘。『LOVEマシーン』(1999年):デモ段階の歌詞は「おっぱい娘」!?
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