恋愛・結婚

ホワイトデーの悲劇は女性にもある。手作りチョコのお返しは…

軽い気持ちで言った「チョコあげようかな~」に反省! 最悪なホワイトデーに…

OL 小林唯さん(仮名・38歳)は社会人になりたての頃、同期の男友達に「俺の先輩がお前のこと好きみたいよ」と言われ、バレンタインデーが近かったので「チョコあげようかな~」と軽い気持ちで返してしまったことが、悲劇のホワイトデーを招いてしまった。  小林さんは「今でも後悔している」と、自業自得なエピソードを赤裸々に語り始めた。 「当時は、普段料理もしないし、お菓子なんて作ったこともなかったんですが。バレンタイン前日、なぜか手作りしてみようと思ってしまったんです。女のコをアピールしたかったのかもしれません」  お菓子作りを開始したのは深夜。失敗は許されないにも関わらず、作ろうとしたのはチョコレートのパイ包み。非常に難易度の高い料理であることは明らかだ。試行錯誤しながらも真剣に頑張った小林さんだったが……。 「案の定、大失敗しました(笑)。渡せるレベルのものにならなくて。どうしようと焦っても仕方のない時間でしたので、張り切らなければよかったと後悔しました。でも、よく考えたら、本人にはあげること言ってないし、別にいいかと諦めたんです」  しかし、その甘い考えが裏目に出る。 「チョコのことは忘れようと、気持ちを切り替えて職場に向かいました。そしたら、退社時刻間近に先輩が私のところに来たんです。しかも、『チョコは?』って」  どうやら、友達が、小林さんがチョコレートをあげることを先輩に伝えていたらしい。2人の間には気まずい雰囲気が漂うなか……。 「焦って『え、え、ないです……』と言うと、先輩は駆け足でその場を去っていきました。その後、友達が来て、『あれ? チョコ渡すんじゃなかったの?』って。それで『作ったんだけど失敗しちゃって』と正直に答えました」  ここでもまた気まずい雰囲気になってしまったと話す小林さん。なぜか小林さんは申し訳ない気持ちになり、当日デパートにチョコレートを買いに行き、翌日先輩に渡すことにしたようだ。先輩は無言で受け取り、またまた何ともいえない雰囲気を味わってしまった。  それから1か月、なんの進展もないままホワイトデーに。お返しは貰えるだろうと少しは期待していた小林さんだったが。 「何も貰えませんでした。私がなぜかフラれた状況になってしまい……。この時は、言葉は軽々しく発しない方がいいなと反省しました。せっかくの出会いをこのようなきっかけで潰してしまって後悔していますし、もっと先輩の気持ちを大切にすればよかったと思っています」  この出来事から10年以上、小林さんは、バレンタインには本命以外にはあげないことにしている。  ――誰もが1度は経験するであろう、甘酸っぱいバレンタインデーとホワイトデー。想いを伝えるのも伝えられるのもドキドキ感があって楽しいものだ。心に残る良い思い出となるよう願っている。<取材・文/chimi86>
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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