新型コロナで客が増えた。デートクラブ、パパ活…なぜ?
今月に入り、さらに国内で猛威を振るっている新型コロナウイルス。最近では大分県のキャバクラに勤務する女性従業員が感染し、濃厚接触が否めない水商売や風俗業界からは不安な声が上がっている。が、そんな中で「むしろ忙しくなった」と語るのは、ある職種で働く女性達。新型コロナの影響によって、以前よりも多忙になったという女性に話を聞いてみた。
まず、話を聞いたのはパソコンやスマホを使って男性とチャットをするチャットレディの女性(33歳)。チャットレディ歴3年になるという彼女によると、濃厚接触が一切ないチャットレディのバイトは新型コロナウイルスの影響によって収入が倍増したという。
「チャットレディは在宅でできるので主婦のお小遣い稼ぎがすごく多いんです。内容はまず、服を着た状態で動画を無料配信して、そこで気に入ってもらえたら有料のチャットルームに男性と入室します。チャットルームでは脱いだりエロチャットをしてギャラがもらえるのですが、入室時間や男性の人数によって歩合が変わるので、以前は3時間働いても1万円ほどしかもらえませんでした。
でも、新型コロナが流行してからはお客が急増し、今では1回のチャットで10人以上が入室してくれるようになりました。ギャラも1時間で2万~3万円は稼げるようになりましたね」
イベントなど人が多く集まる場所での自粛要請が続く中、接触することなく異性と交流できるチャットレディを利用する人が増えているのだ。
また、大人数と接触がないというアルバイトではこんな業界も人気だという。老舗高級デートクラブに登録しているという29歳の女性に話を聞いた。
「私が登録しているデートクラブは年収700万円以上の高収入男性しか入会できなくて、昔は読者モデルの女子大生や港区女子が多く在籍していたんです。男性会員は専用のページで女性を選んで事務所を通して紹介してもらい、女性がOKすればデートができます。
数年前は1回のデートで5万~8万円はもらっていたのですが、最近は安価でパパ活する女子が増えてきたので男性会員も離れ気味でした。それが最近、新型コロナの影響で身元不明のパパ活女子と会うんだったら、デートクラブの子のほうが安心できると昔の男性会員が戻ってきているみたいです。男性も宴会自粛でお金が余っているのか、金払いも以前のように良くなっていますね」
1時間で2万~3万円の稼ぎ
デートクラブの利用者が増えたワケ
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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