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沖縄の夜の街の現在。ここ数年で増加するミックスバーとは?

 沖縄の夜の街はここ十数年で大きく変化している。かつて存在した赤線街(公認で売春が行われていた地域)はとっくになくなり、以前は多かったスナックは減少し、県外からリソートバイト感覚で来る『リゾキャバ嬢』を雇うキャバクラも急増した。目まぐるしく変化する中で沖縄の夜は今、どのようになっているのだろうか?  外出自粛要請が出る前の3月、沖縄を取材した。

LGBTが認知されたことで変化が

那覇・松山

那覇・松山

 沖縄で最大の繁華街といえば那覇の松山。国道58号線松山交差点の西側に位置し、メインストリートには飲食店、スナック、キャバクラ、ガールズバーなど100軒以上の店が軒を連ねる。まずは、ここ数年で増え続けているというミックスバーに足を運んでみることに。ミックスバーとはニューハーフやオナベなど、LGBTのスタッフが働いているバーだ。那覇には古くからゲイバーが多く集まる桜坂というエリアがあるが、ミックスバーが増えたのに理由はあるのだろうか。 「数年前まで、ゲイはゲイバー、ニューハーフはショーパブと働く側のジャンルが分けられていたんです。ゲイバーの中には男性以外出入り禁止という会員制の店も多くありました。それが、ここ数年でLGBTという言葉が認知されるようになり、その人達を受け入れようという店が増えたんです。さらに、女性客でも入りやすい観光向けの店を増やそうと、客やスタッフの性別や性的指向を問わない店を称してミックスバーと言うようになったんです」
ミックスバーでスタッフと

ミックスバーでスタッフと撮影

ミックスバーのショータイム

ミックスバーのショータイム

 そう語るのは、松山で1番老舗のミックスバーのオーナー。オーナーの話す通り、様々なミックスバーが増え続ける中で、この店はショータイムを導入するなどして客入りは好調だという。麗しいポールダンスのショーを見て、カワノ、今は行けないタイを思い出して泣きそうになりましたよ……。
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スナックが激減したワケ
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