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新型肺炎が大阪の夜に与えた影響…ホステスたちの声

 感染者が増え続ける新型コロナウィルス。国内でも院内感染や潜伏期間が長く陽性だと気づかなかった患者の感染が次々と発覚。新たな死者も出ている状態だ。  前回、中国人観光客が激減した大阪のミナミを取材したが、事態がさらに深刻化している今、やはり気になるのは夜の町。大阪の夜は今、どうなっているのか? 現地で調査してみた。

ホステスが語る「バレンタインが悲惨だった」理由

北新地。人は多く見られるが出勤するホステスや黒服のほうが目立つ

北新地。人は多く見られるが出勤するホステスや黒服のほうが目立つ

 大阪の夜の町といえば、梅田駅周辺を指すキタ、そして難波駅周辺を指すミナミの二大繁華街が有名だろう。  観光客が多いミナミに比べると、梅田は新型コロナウイルス流行後、明らかに人が少なくなった気がする。特に少ないと感じたのは高級クラブが数多く立ち並ぶ北新地。ここでクラブを経営するママは、ここ数週間の状況をこう語ってくれた。 「元々、2月は閑散期でもあるのですが、それでも例年よりは明らかに客足は遠のいています。個人でのお客さんは来てくれるのですが、ニュースが深刻化してからは飲み会を禁止している会社も増えているようで団体さんはほぼ見ません。厚生労働省がしっかり対策をしてくれているものの、下手に大人数で集まって感染されたくない……というのが本音だそうです。  また、家庭持ちのお客さんや小さいお子さんがいる家庭の人は、まったく出歩いていないと言っていましたね。やはり、万が一家族に感染したら……と考えると、必要以上に警戒してしまいますよね」  また、新型肺炎の流行でイベントにも支障をきたしているというのはママの店で働くホステスだ。 「今年は去年に比べると『お化けイベント(節分お水汲み祭りのことで、北新地のホステスが仮装して歩く行列が有名)』あたりから人通りは少なかったですが、特に悲惨だったのはバレンタイン。ただでさえ、バレンタインに来るお客さんなんて少ないのに今年は『新型肺炎が怖いから出歩かない』という理由でほとんど断られました。いくらこっちが営業をかけてもそれを理由に出されたら、それ以上『来て』とは言えないじゃないですか。店に来たくない口実としてはうってつけですよね。  それに、今年は手作りチョコもやめたほうがいいんじゃないかという話にもなったんです。毎年、大量に手作りチョコを作ってコストを抑えていたんですよ。今年は高いお金出してデパチョコを買ったのに、みんな全然出歩かないから大量にチョコレートが余りましたね……」  前回、キャバクラ嬢にとってバレンタインはクリスマスよりも憂鬱なイベントだという記事を書いたが、今年は新型肺炎の影響でまさに「閑古鳥状態」だったという。
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梅田は平常運転も…
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