恋愛・結婚

『あつ森』の奉仕プレイで家賃を払わず彼女の家に住むヒモ男の生態

“沼”的なやり込み要素の住民厳選に毎日3時間奮闘

 奉仕プレイはしても、「彼女がゲームをする面白さを損なわせないこと」は大前提。ふみくんが彼女の代わりにプレイするのは、時間と労力が必要な“作業”的な部分のみだ。 「中でも途方もない時間がかかるのが『住民厳選』です。島で一緒に暮らす住民は、原則的には400体弱のキャラクターからランダムに決まりますが、いわゆる“ガチャ”的な要素を用いて、一緒に暮らしたいキャラクターを島に呼び込むことができます。  その1回のガチャを行うためには、小さなミッションを小一時間ほどこなし、ゲーム内のマイルポイントを貯める必要がある。僕は彼女のお目当てのひつじのキャラクター・ちゃちゃまるを島に呼ぶために、夕飯の出汁をとる時間や、洗濯物が終わるまでの時間など、1日3時間くらいはそのマイル貯めに費やしています」
ふみくん ヒモ

ピンポイントで住民を誘致するために、数百時間の作業も覚悟している

 家賃を払わない代わりに、ゲームで彼女に接待プレイをしている……と聞くと「何だそのヤバい男は!」と思うかもしれない。しかし、この「住民厳選」の例のように、「彼女が面倒くさがる作業を代わりに担当する」という行動は、仕事が忙しい彼女の代わりに炊事・洗濯・買い物を行うことと何ら変わりはない……ともいえる。 「自分のほうが彼女・奥さんよりヒマで稼ぎも悪い」という状況に悩んでいて、何かで相手の役に立ちたいと思っている男性は、このようなふみくんの生き方を見習うのも一つの手。ゲームの奉仕プレイのように、「仕事で稼ぐこと」や「家事を頑張ること」以外でも、パートナーの役に立てることは必ずあるはずだ。 「ヒモの僕はお金で物事を解決できないので、『自分はどんなことで彼女の役に立てるだろう』と常に考えています。今回はゲームの例でしたが、『彼女が好きそうなカフェを休日前にリストアップしておく』とか、『彼女が疲れていそうならマッサージをする』とか、彼女のことをよく観察して、細かな加点ポイントを稼ぐことが、僕が彼女のためにできることなのかなと思っています」 <取材・文=古澤誠一郎 写真提供・構成協力・イラスト=ふみくん>
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