【右翼主導の脱原発デモ】の打ち上げに潜入!

9月19日に東京で行われたデモに約6万人が集まるなど、全国で反・脱原発の声が高まるなかで、従来の「反原発=左翼」という概念を超え、保守・右翼側にもその動きが出ている。新右翼団体の一水会最高顧問・鈴木邦男氏は「『左翼を利するだけ』など反対の声もあるが、この非常時に右も左も関係ない」と話す。彼らが声を上げる“脱原発”とは一体何なのか。その姿を追った。 ◆酒で思わず本音もポロリ? デモ後の打ち上げに潜入!  船橋デモの終了後、JR船橋駅近くの居酒屋で参加者による親睦会兼打ち上げが行われた。バリバリの右翼運動家の隣で「右翼って、ちょっと怖いと思ってました」と陽気に語る男性(30代)や、「参加直前までかなり緊張していました。けどまあ、右翼は女のコに優しいって聞いてたから(笑)」(30代・女性)など、酒の効果なのかあちらこちらで本音(?)が。  なかには、「実は私、結構過激な左派なんですよ」と、宴の途中で突然カミングアウトをする参加者も。「原発問題が収束に向かい、光が見えたら、また右の人と罵り合う仲になりたい(笑)。そんな平和な状況になってほしいんです!」(30代・女性)。そんな発言に対し、一斉に右派からの拍手&歓声が巻き起こる。  ほろ酔い気分で鍋を突きつつ、右翼運動家の40代男性が話した。 「俺は両方のデモに行ったことがあるけど、左はデモ自体が目的だから、終わったら即解散であっけないんだよ。けど、右はこうして親交を深められるのがいいね」  左派も右派も関係なしに笑い、議論し、酒を酌み交わす。そうしてカオスな夜は更けていった。
一般参加者

「酒の席で互いのことをよく知り、基盤を築く。各々が活動する原動力にもなる」と一般参加者

― 右翼だって反原発その主張を聞いてみた【4】 ―
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