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『DAM CHANNEL』新MC・白石聖「カラオケは男性の曲を歌うのが好き」

ホームドラマみたいなものに憧れる理由とは?

――ご自身で「DAM CHANNEL」のMCをされるときに、アーティストさんの歌詞についてトークで突っ込んだりします? 白石:ちょうど今日もゲストに来てくださった超特急さんの新曲(『Dear My グッバイ』)の歌詞を拝見したとき、バラードなのかなと思っていたら、実際はかなりアップテンポでキュートな可愛らしい曲で。  そのあたりをトークで触れてみたら、超特急の皆さんで作詞されたらしく、ご本人たちも「歌詞と曲調のアンバランスさみたいなものは魅力のひとつだ」っていうふうにおっしゃっていたんです。歌詞から受ける印象って面白いなと思いました。 ――収録のときは事前にあれを話そうと考えたりしますか? 白石:最初のアイドリングトークで、リリース楽曲の感想やパーソナルなことを話すんですけど、曲以外にもSNSを調べて質問するようにしてます。 ――なるほど。最後の質問です、今後やってみたい仕事や役はありますか? 白石:今はホームドラマみたいなものにちょっと憧れています。ドラマでは、なかなか常人では思わない思考の持ち主だったり、奇々怪々な行動を起こしてみたりする非現実的な役が続いているので、それも大事ですが、今後は心温まるホームドラマみたいなものもやってみたいです。日常会話がいちばん重要であり難しい部分だとも思うので、そういうちょっと生っぽい、リアルな感じのお芝居をしてみたいですね。 白石 聖***impression***  白石聖さんがクリープハイプさんを好きだという情報は事前に耳にしていた。ボーカルの尾崎世界観さんは何よりあの声がキャッチーだが、クリープハイプさんを好きになったきっかけが歌詞だというのは、ここまで彼女の話を聞いてきて、どこかで「なるほど、歌詞からか」と納得できてしまう自分もいた。  ヒトを右脳派、左脳派と二分することを決してよしとは思わないのだけれど、彼女の話を聞いていると、圧倒的に左脳派的なアプローチをするタイプなのかもと感じた。すごく自分自身を俯瞰して見ることができている。そんな彼女が、次に演じてみたいのが「生っぽい、リアルな」というのは、無意識的に右脳的なモノを求めているようにも思われて、未経験な箇所を消し込み、補完に補完を重ねていく姿はやっぱりすごいなあと。モニターに、銀幕に、街中に、彼女の姿が溢れる日は遠くない気がする。 【白石聖(しらいし・せい)】 1998年8月10日生まれ。神奈川県出身。女優としてドラマや映画への出演を重ねながら、2018年12月には連続ドラマ『I”s』(BSスカパー!)でヒロイン役を好演、その後も『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う』(読売テレビ・日本テレビ系)などに出演。若手女優の登竜門と言われる「ゼクシィ」12代目CMガールに抜擢されるなど、女優以外のジャンルでも注目を浴びており、今年4月からは「DAM CHANNEL」(第一興商)の17代目のMCに就任。8月には初主演の連続ドラマ『恐怖新聞』(東海テレビ・フジテレビ系)を控えている。 取材・文/鈴木さちひろ 撮影/杜承嘉 スタイリスト/梅田一秀 ヘアメイク/鷲塚明寿美
武蔵野美術大学大学院卒。テレビ朝日にて番組等のプロデュースを行なう。ほか、作詞や脚本の執筆、舞台の演出・プロデュースなどを手掛ける。
本連載の企画方針は「♯0」をご覧ください。
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