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ヤマンバメイクを貫く“溶接ギャル粉すけ”「派手じゃないギャルはギャルじゃない」

テレビ出演でロケもする、人気の板金屋自営業ギャル

溶接ギャル粉すけ「探偵!ナイトスクープ」でその存在が世間に発見され、「アウト×デラックス」にも出演しネットをざわつかせた令和のヤマンバギャルをご存知だろうか。その名は“溶接ギャル粉すけ”。彼女は福井の板金屋『勝倉ボデー』の経営者でありながら、現役のガングロギャルでもある。先日、あるタレントが自称した「ギャル」というワードに『ギャルどこだよ』と痛烈にツッコんだツイートは4万リツート、17万いいね!を記録し話題を呼んだ。今回、“ギャル警察”とも言える彼女にとって、Zoom取材でギャルの絶対条件と彼女の人生のこれまでを聞いた。 「私、令和ギャルを認めてないんです。『ギャルはマインドが大事でしょ』とか言うけど、私にとってギャルはファッション。金髪ガングロみたいな“ギャルといえば”のイメージが変わってきて、ガングロから白肌にブームも移って、ギャルも細分化されて、いろんなジャンルがありますけど、共通しているのは“派手”ってこと。最近の自称ギャルって、露出もないし、総じて化粧が超薄い!  新しいものを取り入れるのがギャルらしさでもあるので、変わっていくものだとは思うんですけど、派手じゃないギャルはギャルじゃない。そこは絶対譲れません」  ヤフオクで発見し、破格の5万円でゲットした壊れかけの業務用日サロマシーンを自力で修理し、工場からひいた200Vの電力で稼働させ、日々肌を焼く筋金入りのガングロ道を突き進む粉すけ氏。ギャルとの出会いは15歳の頃だった。

ヤマンバメイクはコンプレックスが隠せて強くなれる気がする

「黒肌維持するには、最低でも週一回は日サロに通わないといけないから、維持するのに超手間かかるんです。でも、黒肌ってだけですっぴんも盛れるんで、肌の色は大事。  とはいえ、私がギャルと出会った当時、ギャルのカリスマは益若つばさちゃんで、『Popteen』と姫ギャルの全盛期。プリ撮るとオマケでつけまが出てくる時代ですね(笑)。まだ私はあんまり気合い入ってなくて、金髪ロングでもっとザツなギャルやってました。ギャル始めたきっかけは年子のお姉ちゃんのマネとかそんな感じ。ギャルって、ガッツリ化粧したり、何かと手間がかかるから、途中で疲れて離脱しちゃったんですけど、昔から私が一貫しているのは『派手』ってところですね。  しばらくギャルから離れていたんですけど、3年前に結婚した主人がギャル好きで。好みに合わせてあげるのもいいかと思ってやりだしたら、楽しくなっちゃった。派手髪に戻したら、昔を思い出してエスカレート(笑)。姫ギャル以降は白ギャルが流行だけど、ギャルを追求すればするほど、昔のギャルっていいなと思って。私、昔のものとか好きなので。気合入れるときはもっぱらシロクロヤマンバメイクです。ヤマンバメイクって素顔がわからない、いわばお面みたいなもの。コンプレックスが全部隠せて、気分もアガるし、ちょっと強くなれる気がする。  きっかけになった主人は白ギャル派だから、実は評判は最悪なんですけどね(笑)。自分ウケのためにギャルやってるので、いいんです」
溶接ギャル粉すけ

今日のメイクは8割出来。肌寒くてもキャミソールにハイビスカス。「ギャルは季節感ないんで」

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筋金入りギャルが板金屋を個人経営するまで
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