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その日のホールは鉄火場!? 特定日&旧イベント日と呼ばれる“隠れイベント”を見抜くワザ

10年前のパチンコ店は鉄火場だった

 パチンコ店で勝ちやすい日と言えば、新台入替や新装開店を思い浮かべる方は多いだろう。だが、今から10年ほど前までは、パチンコ店はホールイベントと呼ばれるイベントを行い、店によっては鉄火場と化していたホールも少なくなかった。ホール関係者は当時のことを述懐する。 「6が付く日は『設定6の日』とか露骨なものから、ダイレクトメールに書かれた暗号みたいな言葉から高設定や甘釘台を示唆していたものまで、いろんなイベントがあった。今じゃ絶対にあり得ないけど、開店してからその島で一番早くBIGボーナスを5回引いたら設定6に打ち替えなんてイベントもあったね。 客もバカじゃないから、あの店のイベントは信頼度が低いとか高いとか、情報が飛び交っていたのが今から10年以上も前のこと。パチンコ屋をやってる連中も勢いあるヤツが多くてさ、あの店があんなことやるならウチは……みたいなノリでガンガン射幸心を煽ってたもんです(笑)」  とは言え、そんな時代も今や昔。パチンコ店からはこうした射幸心を煽るイベントは姿を消したのである。だが、蛇の道は蛇、あの手この手で“イベント”が今なお行われているということは、パチンコファンにとっては周知の事実である。
特定日

これは某ホールから届いたLINE。他の日は入替する機種の名前だけだが、6が付く日に限っては入場抽選をする旨を告知。普段とは違った文面などがある日は要チェックか

「旧イベント日」&「特定日」と呼ばれる暗黙の了解

 2011年6月に「ぱちんこ営業における広告、宣伝等に係る風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」の規制を明確化したことで、それまでには当たり前だった「◯がつく日はアツい」といった類の広告がなくなったのだが、パチンコ店には「旧イベント日」と呼ばれる、”暗黙の了解”が存在する。  この「旧イベント日」とは、イベントがOKだった黙認されていた頃に行われていた、ホールのイベントの日のことである。旧イベント日は特定日とも呼ばれており、今も長蛇の列を成しているホールも珍しくない。

グレーな手法でイベントを告知!?

 しかし、こうした“暗黙の了解”が存在するのは古参のホールの話で、新規ホールの場合は「以前は6が付く日は熱かった……」なんてことはありえないのである。そうなると客に対して“アツい日”、いわゆる特定日を知らせることが集客する上では必要となってくるのである。その告知方法がグレーな広告手法で繰り広げられているのが現状なのだ。  とは言え、あからさまなものはネットのまとめサイトに吊し上げられ、ホール側が慌てて削除するといったこともしばしば見受けられる。しかし、問い詰められた時の言い訳さえあれば、ホール側も集客のために”暗黙の了解”を続けるだろう。そこで今回は、ホールのアツい日の見抜き方を紹介していきたいと思う。
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特定日&旧イベント日を見抜く
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Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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