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身近な異性のSNSを探る人たち。職場に本性がバレたイケメン上司の顛末

職場に本性がバレたイケメン上司の顛末

幻滅 最後は、SNS上での行いから、リアル世界における全てを失ってしまった上司について、大阪府の商社勤務・藤吉秀太さん(仮名・20代)が話す。 「他社からヘッドハンティングを経てやってきた、仕事ができすぎるイケメン上司。高学歴・高収入・高身長、美人の奥さんもいて絵に書いたような『上級国民』と女性社員だけでなく、男性社員も羨望の眼差しで見ていたんです」(星野さん、以下同)  ところがある日、恋多き乙女として社内で有名な女性社員のSNSの知人欄に、イケメン上司らしきアカウントが追加されていることが発覚。しかもイケメン上司、なぜか苗字を微妙に変えていたのだから「お察し」である。 「プロフ写真は全部自撮りのナルシスト系、既婚者のはずなのにマッチングアプリにいいねしているのがモロバレ。知人欄は女性しかおらず、そのうち少なくない数が、日本人女性のふりをした個人情報収集用っぽいアカウント。そういうアカウントにもいちいち『誕生日おめでとう』とか書いていて欲望の塊。唖然とするほどキモかった」

意外と他人から見られているのがSNS

 判明から三か月もしないうちに、社内の複数の女性と関係を持ち、トラブルになっていたことも発覚。聞けば、以前の職場でも同じようなトラブルを起こし、解雇寸前だったところ、星野さんの会社に拾われた、という真実まで晒されたという。  自分一人でこっそりやっているつもりでも、意外と外から見えているし、見られている。それが「SNS」である。  鍵をつけているから、名前を出していないから安心……ではない。SNSはリアル世界よりパブリックな場所。誰に見られてもいい、恥ずかしくない行動を取ることが重要である。<取材・文/森原ドンタコス>
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