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ダイソーの“対象年齢12歳以上”のオモチャが予想外に大人向き

 いまや衣食住にまつわる商品がなんでもそろう「100円ショップ」。安かろう悪かろうと言われていたのは昔の話だ。
小林ていじ

東京都内のゲストハウスを転々としながら、日雇い派遣の仕事などで生活する筆者・小林ていじ(撮影/藤井厚年)

 僕はふだんから生活費を抑えるために100円ショップをよく利用している。ある日、業界最大手である「ダイソー」の玩具コーナーを歩いていると、気になる商品を見つけた。プチサイズのブロックを組み立てていろいろなものを作れる「プチブロック」という玩具である。その種類は動物、乗り物、ロボット……などその店のラックに掛けられていたものだけで数十種類もあった。

ライオンとティラノサウルスを購入

ダイソー

ライオンとティラノサウルスの2種類を購入

 僕も子供の頃はレゴブロックでよく遊んだものである。たまには童心に帰ってこういう玩具で遊んでみるのも悪くないかもしれない。そう思って「ライオン」と「ティラノサウルス」の2種類を購入した。お会計は220円(税込)である。  少し気になったのは袋に記載されていた対象年齢が「12歳以上」となっていたことである。対象年齢が高すぎではないか。6歳くらいからでいいと思うのだが……。

「楽勝」と思っていたが…

ダイソー

ライオンの取扱説明書

 部屋に戻ってくると、まずはライオンのほうから開封した。テトリスのような形をした無数の小さなブロックと取扱説明書。この説明書の組立図のとおりにブロックを組み立てていけばいいだけである。楽勝だな。このときはまだそう高を括っていた。
ダイソー

組立図を見ながら組み立てていく

 まずは芝生に見立てられた緑色の土台ブロックにライオンの足となるブロックを乗せていく。次は胴体である。ここが厄介だった。ブロックを上から下にはめるだけでなく、下からはめて上を繋ぎ合わせなくてはならない部分もあった。そのため、ブロックをはめる順番も重要になってくるのだが、組立図にはその順番が記載されていない。パズルを解くかのように自分でその順番を考えなくてはならないのだ。
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