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ダイソーの激安ボードゲーム。大人でも意外と楽しめるものは?

 いまや衣食住にまつわる商品がなんでもそろう「100円ショップ」。安かろう悪かろうと言われていたのは昔の話だ。
小林ていじ

東京都内のゲストハウスを転々としながら、日雇い派遣の仕事などで生活する筆者・小林ていじ(撮影/藤井厚年)

 業界最大手の「ダイソー」はボードゲームも充実しており、人狼や花札など定番のものからダイソーオリジナルのものまでたくさんの種類が出されている。そこで今回は適当に面白そうなものを3種類選んで購入。泊まっているゲストハウスに友人のFを読んで2人でプレイしてみることにした。

非常にシンプルなルール

ダイソー

今回ダイソーで購入した「トウキョウのハト エサバ・バトル」「ぼくちく‼︎」「オーダーピザーラ」

 まず最初にプレイしたのは「ぼくちく‼︎」である。羊、豚、牛、馬の4種類のコマとそれらの動物が描かれた24枚のカードがある。ルールはカードをめくってそれと同じ動物のコマを早い者勝ちでゲットしていくという極めてシンプルなものだ。
ダイソー

「ぼくちく‼︎」

 しかし、あまりにシンプル過ぎるため、ゲームはまったく盛り上がらず。次第にゲームをしているというより、流れ作業をさせられているような気分になってくる。人数がもっと多ければもう少し楽しめたのだろうか。なんにしても、これは小さなお子様向けのゲームという感じである。
ダイソー

「オーダーピザーラ」

 続いてプレイしたのは「オーダーピザーラ」。ピザの絵とアルファベットが書かれたカードが48枚ある。ルールは「ぼくちく‼︎」と似ており、カードをめくって同じアルファベットが書かれたカードを早い者勝ちでゲットしていくというものである。が、細かい部分のルールについては何度説明を読んでも理解できなかった。

ルールがよくわからない

ボードゲーム

ゲストハウスの共有スペースでボードゲームに興じる

「これはどういうことですかね?」  Fも説明を読みながら首を傾げている。ルールが曖昧なまま、とりあえずプレイしてみることにした。  これもまったく盛り上がらなかった。ふわッとあくびをしながら投げやり気味にカードをめくり、それと同じアルファベットの書かれたカードをゲットしていく。すべてのカードを取り終えたところで得点計算である。それで勝負が決まるのだ。  得点はゲットしたピザの種類と組み合わせによって変わるのだが、この計算が少し面倒だった。そのうち、もうこんなゲームどっちが勝ちでもいいよ……となって途中で計算をやめてしまった。  おかしい。ダイソーのボードゲームは面白いものばかりだと聞いていたのに、こんなはずでは……
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ダイソーのボドゲで当たりはあるのか?
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