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キーボード上部にディスプレイ!?「ZenBook Duo」の使い心地をガチレビュー

好みのレイアウトで快適な操作感

 さらに、ウィンドウをドラッグしたままアプリスイッチャーから下にスライドさせると、「ScreenPad+」に移動する際のレイアウトを選択することができる。「ScreenPad+」を2分割もしくは3分割した状態で好みの場所に配置できるのだ。  2つのアプリを3分割表示していても、「タスクスワップ」キーで一発入れ替えが可能。仕事用ウィンドウとプライベートウィンドウをまとめて切り替えるときなどに便利そう。何より操作感が気持ちいい。
ZenBook Duo

アプリスイッチャーを上から下にスライドすると、オーガナイザーメニューが表示される

ZenBook Duo

複数のウィンドウを分割表示できる

「ScreenPad+」は「アプリナビゲーター」ボタンが用意されており、両方のディスプレイで起動しているアプリを一覧できる。選択して全面表示するだけでなく、ディスプレイ間を移動させることもできる。さらに、設定で「画面間のウィンドウのフリップ」をオンにすると、ウィンドウを上下にフリックすることでディスプレイ間を移動できる。  とにかく、メインディスプレイと「ScreenPad+」でウィンドウを移動するための手段がたくさん用意されているのが面白い。新発想のギミックなのでとにかく活用してもらおうという気配りが感じられる。
ZenBook Duo

「アプリナビゲーター」で上下のウインドウで起動しているアプリを一覧表示し、切り替えたり移動したりできる

 Adobe Premiere ProやAfter Effects、Photoshop、Lightroom Classicでは、「ScreenPad+」にコントロールパネルアプリを表示できる。それぞれのアプリに最適化されたパネルで、ズームや明るさ、コントラストなどをスライダーやボタン、ダイヤルで操作できるようになる。この手の対応アプリが増えれば、「ScreenPad+」の活躍シーンも広がっていくだろう。
ZenBook Duo

アプリごとに最適化されたツールを「ScreenPad+」で利用できる

使い勝手はさらに広がる

 3本指で「ScreenPad+」をタップすると、表示が消えて「タッチパッド」モードになり、「ScreenPad+」全体をタッチパッドとして利用できるようになる。フォトレタッチなど、キーボード横のタッチパッドでは細かい作業をしにくい時に活用できる。
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3本指でタップすると「タッチパッド」モードになる

 デスクトップPCなどで大画面ディスプレイを使っていれば、左右にウィンドウをならべて作業することは多い。しかし、上下にウィンドウを配置するのは新鮮だった。単純にデスクトップを広く使えるだけでなく、「ScreenPad+」が多目的ツールボックスのように活躍するので作業効率もアップする。  気になるお値段は、最上位モデルの「UX482EG-KA143TS」が23万9800円(税込)。なかなか高めだが、CPUにCore i7-1165G7、グラフィックにNVIDIA GeForce MX450を搭載。メモリーは16GBと余裕の容量を備え、バッテリー駆動時間は約10.8時間と1日使える。デザインも格好よく、目を引くこと間違いなし。お手頃なCore i5モデルもラインナップしているので、興味がある人はチェックしてみよう。 <文/柳谷智宣>
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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