カーマニアを喜ばせるイタフラ車は壊れやすい幻想
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
イタフラ車に対する偏見があるから、我々は安くてステキな、中古車に巡り合える!
イタフラ車オーナーの叫び!

担当K:去年カウンタック買ったばっかりで、どこが節約なんですか!
永福:カウンタックは値下がりしないから節約なの。んで今度のルノー・トゥインゴは、4年半落ちの中古で車両本体115万円。シトロエンDS3の下取りを差し引くと60万円くらいしか追加で払ってない。キミのポンコツ・アルファ147、今まで修理代いくらかかったの?
担当K:クラッチとオルタネーターが逝ったんで、ついでにタイベルとウオーターポンプも交換して、合計40万円くらいです。
永福:車両本体の28万円と合わせると68万円。オレのほうが安上がりじゃんか。
担当K:部品は激安通販で取り寄せてますし、天井の垂れ、内装のプラスチック表面の溶け、パワーウィンドウの故障は自分で直してるんで、ものすごく節約してますよ! っていうか、4年半落ちのトゥインゴなんかどこも壊れないでしょ?
永福:まだ買ったばっかりだけど、あと10年くらい、どこも壊れそうにないねえ……。
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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