HKT48森保まどかが語る卒業への思い。「辞めるのやめない?」の言葉に感謝
アイドルグループ・HKT48を約10年間に渡って支えてきた1期生・森保まどかの卒業が近づいている。“博多のクールビューティー”として注目を集め、昨年には特技のピアノを活かしてソロアルバムも発売した。そんな彼女がグループ結成10年目の節目に卒業を決めた理由とは? これまで密かに抱えてきた想いや卒業後の進路について、話を聞いた。
――まずは3月に卒業発表されたときの心境から教えてください。
卒業を意識したことは以前にもあって。HKT48に入って、「とにかく3年は頑張ろう」と思って始めましたが、2年半ぐらい経ったときに体力的にも精神的にもツラくなってしまって、卒業を考えたけど踏みとどまりました。
その次に考えたのが、20歳の頃に足をケガしてステージに立てない時間も増えたことで、また卒業を深く意識するようになっていって、今回は発表に至ったという感じでした。
――今年はHKT48が10周年ということで、なぜこのタイミングで卒業の決断に?
ファンの方にも卒業発表してから「10周年まではいると思ってた」と言われることが多いんです。ただ私のなかで卒業を考えているときに、ピアノのソロアルバムのお話をもらって、それを最後までやり遂げて形にしたら、発表しようと思っていました。
でも昨年1月にアルバムを発売したあとにコロナが流行してしまって。だから私としては、10周年の最中で辞めるというより、当初の予定より少し遅れてしまったけど「ようやく伝えられた」という気持ちだったんです。
――現在の足の状態は。
今もリハビリが続いています。
――そうなると、HKT48として求められるパフォーマンスに十分応えられないもどかしさもでてきますよね。
そうですね。ふがいなさというか。ケガをしてから「私はここに居ていいのかな」という不安は常に抱えていました。今はケガとも上手く向き合いながら活動を続けていますが、最初は落ち込むことも多かったです。
ステージから離れている期間も選抜には選んでもらっていたので、ライブ以外の撮影などには参加していて。それがありがたくも、一番ツラかったですね。みんなは夏フェスやライブの話題で盛りあがっているけど、その話題には入れないし、孤独感もありました。
でもそれは私が一方的に感じていただけで、メンバーは変わらずに声を掛けてくれたり、サポートしてくれていたから。今振り返ってみれば、当時の私に「一人で抱え込み過ぎだよ」って言ってあげたいです。
卒業を意識したことは以前にもあった
「私はここに居ていいのかな」という不安
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