――今月12日には、森保さんにとってのラストシングル『君とどこかへ行きたい』がリリースされます。楽曲の印象は？ 　タイトルの通り、疾走感が溢れるメロディーで。最近のHKT48はカッコイイ系の曲が続いていたので、久しぶりに「これはＨＫＴ48らしいね！」っていう楽曲になっていると思います。 ――ミュージックビデオもＪＲ九州が全面協力で、大掛かりな撮影だったと聞きました。 　今回の曲では、１期生からドラフト２期生の「つばめ選抜」と、４期生以降の「みずほ選抜」の２チームに分かれていて。みずほ選抜のほうは可愛らしい衣装になっていて。私たちはロング丈の落ち着いた衣装。 　ドラマ仕立てのミュージックビデオで、それぞれの目線で作られた２つの作品がリンクしていたり、面白いつくりになっているので、ぜひ両方見てもらいたいです。 ――「さまざまな世界を経験したい」というコメントを聞いて、卒業後にどんな道に進むのかが気になっている人は多いと思います。 　 　まだ未定です（笑）。「そうは言っても、水面下でなんか動いてんじゃないの？」って思われちゃうんですけど、本当に何も決めてないです。 ――芸能の仕事には残る？ 　 　それも含めて、まだ決めていません。幼少期から練習とコンクールなど、ピアノ漬けの日々を送ってきて、それからすぐ、HKT48としてアイドル活動を約10年やってきました。 　23歳で「普通の生活を送ったことがない……」と思ってしまって。放課後に友達と遊んだりしたことも全然ないですし、休日は待ち合わせして出掛けるっていうことも。そういう日常を送ってみたくて。 　卒業したら、ミニスカートを履いて歌って踊るっていうことはもうしないだろうけど、好きだと思えるお仕事に出会えたことは本当に嬉しかったです。