更新日:2021年06月01日 12:55
ライフ

「ニッポンの中年」独身者の9割に彼女がいないという衝撃の事実

仕事の価値観が変わる過渡期にいる40~50代

 次いで、Q2では中年の頭の中のポートフォリオを解析した。 Q2 日常的に頭の中を占めていることは?(複数回答可) 仕事へのポジティブな思考 28.6% 仕事へのネガティブな思考 36.7% お金へのポジティブな思考 22.4% お金へのネガティブな思考 32.3% 社会へのポジティブな思考  8.0% 社会へのネガティブな思考 23.2% 自分へのポジティブな思考 25.2% 自分へのネガティブな思考 31.1% =====  すると、「出世もせず、仕事も楽しくないが、転職もできない。このまま定年まで働き続けることすら、気が重い」(53歳・通信)といった仕事へのネガティブな思考がトップに。ライフシフトジャパンの豊田義博氏は、こう分析する。 「40代から50代は、社内で自分に出世の芽がないと突きつけられる一方で、会社から意に沿わない異動ややりたくない仕事を任されやすくなる時期。  その上、今の中年世代は、入社時は終身雇用・年功序列が当たり前だったのに、いざ自分が中年になったら、その常識が通用しない。ここ5~10年は、いつの間にかシニア向けのキャリア研修や自立を迫られる機会が増え、戸惑う人も急増しています。  さらに、仮に出世したとしても、管理職の適性がない人に無理やり任せるケースも多く、どちらに転んでも仕事を楽しめている人が少ないという現実があります」

仕事や人生への意欲が下がれば…

 仕事への不満が溜まれば、人生へのモチベーション自体が失われる。豊田氏はこう続ける。 「仕事や人生への意欲が下がれば、自発的に見聞を広めず、視野も狭まっていきます。これだけSDGsなどが叫ばれて『社会を変えよう』という風潮があるのに、社会に対するポジティブな思考が圧倒的に低いことには驚きました」
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ポジティブな思考が勝っている項目も
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