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イトーヨーカ堂の閉店が止まらない深刻な理由。イオンと明暗を分けたものは

「お母さんがこの服イトーヨーカ堂で買ってきた」は過去のもの

 ここまでイトーヨーカ堂の現状について振り返ってきました。最後に、同社の「復活のカギ」について話をまとめます。  イトーヨーカ堂の店舗改革の鍵は以下の三つです。 1:ライフスタイル売り場の大胆な減積 2:食をテーマにしたゾーニング 3:大型テナントを上層階に誘致  まずは一点目。ライフスタイル売り場とは、衣料品コーナーのことです。昔、お母さんが「イトーヨーカ堂でトレーナーを買ってきた」ということがありませんでしたか? 「この新しい下着、どこの?」と聞くと「ヨーカドーで安かったから買ってきたわよ」というアレです。実は、イトーヨーカ堂は衣料品が祖業であり「衣料のヨーカ堂」と長く言われてきました。  しかし、その自社のアイデンティティとも言える部門が足を引っ張っていたのです。結果、同社はこのライフスタイル売り場を大幅に減積する決断を下しました。

ポッポでフライドポテト

 二つ目。コロナ以前ではありますが、イトーヨーカ堂はフードコートと食物販テナント、自営食品売場の一体感を醸成した売場づくりを行ってきました。例えば、大森店(東京都)の改革が挙げられるでしょう。  大森店は2017年12月、4店の新規テナントを導入しています。入居したのは、輸入食品の「カルディ」、洋菓子の「シャトレーゼ」、ベーカリーの「アンティーク」、「コメダ珈琲」。いずれも人気の高い店舗を1階北側の入口に配置したのです。  イトーヨーカ堂でお腹が空いたと言えば、ポッポでフライドポテト(旧メニュー名「山盛りポテト」)を買うのが定番でしたが、これからのイトーヨーカ堂ではその選択肢が増えることになりそうです。 イトーヨーカ堂 ポテト
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衣料部門はモール化するか?
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