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ネットで出会った霊感系美女におかした僕の失敗「これワシの…」

【おっさんは二度死ぬ 2nd Season】 

第四話 霊感美女と霊的な路地

 つい先日、とても心を痛めるニュースに触れた。 「講師がオンライン講義で不定期なサイトを画面共有、駒澤大学が謝罪」  このニュースによると事件は「学生に問題を解かせている間に担当講師がエロサイトを閲覧している様子がずっと画面共有されていた」というものだ。学生の一人がその画面をTwitterにアップし、騒ぎになったようだ。  共有されたエロサイトと思われる画面の横には学生の反応と思われるコメントが残されており「画像がやばいです」「大丈夫かこれ」「草」「草」と戸惑いともとれるコメントが記されていた。戸惑う学生に紛れて「草」とコメントした2名は完全におもしろがっている。  この講師が故意にこうした画面を共有し、セクハラ的行為に出たのか、それとも共有されていると知らずに欲望に赴くままに行動したのか、それとも何らかの大きな手違いがあったのか、定かではない。もちろん、被害を受けた人にとってはたまったものじゃなくて、意図せずにそういった性的なサイトを見せられることは大きな心の傷となる。決してあってはならないことだろう。ただ何らかの手違いであったのなら、そう思うと心の奥底の一番か細い部分がギュッとなる感覚に見舞われるのだ。

時は数年前、道端でエロ動画を視聴していたところから始まった

 あれは数年前のことだった。その日は梅雨の幕間のようによく晴れた日だった。久しぶりの晴天は心を開放的にしてくれる。そんな開放的な新宿の大通りで僕はスマホでエロ動画を鑑賞していた。真っ昼間の新宿、大通り、そんな場所で突如として満月を見た悟空みたいになり、もう我慢できないと鑑賞を始めたわけではない。これには深い理由がある。
動画

写真はイメージです

 僕のツイッター(@pato_numeri)はダイレクトメッセージを開放しているので、日々、おかしなメッセージが舞い込む。その中でも相談事が多く、DVの夫をなんとかしたいという相談と、便秘でうんこが出ないという相談、そして競馬をやめたいのにやめられないという相談が突出して多い。特に競馬の人は「夢の中にC.ルメールが出てきます。これじゃあC.ユメールですよ」と訳の分からないことを言い出す傾向にある。なんだよユメールって。  暇なときはその相談ダイレクトメッセージに答えているのだけど、その中でちょっと珍しい相談があった。それが、ある路地で毎日のように霊を見る、というものだった。  僕は幽霊だとかそういった非科学的なことはあまり信じていないのだけど、その相談はなんだか真に迫る迫力みたいなものがあった。  曰く、仕事の都合でどうしても通らなければいけない路地があり、そこでこの世のものとは思えない「何か」を見るそうなのだ。その「何か」は、最初はおぼろげなモヤみたいなものだったのに、通るたびに実体を伴っていくように見えたそうだ。最終的には、女性みたいな形状になりかけたとき、プッツリと姿が見えなくなったそうだ。あまりに急にいなくなったものだから安心というより逆に怖くなり、何かあるんじゃと相談に至ったようだ。
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いや僕は霊能者じゃないんだが……
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