お金

「Pスーパー海物語 IN 沖縄5」は甘いのか? パチプロたちの打ち方と立ち回りを解説

オーバー入賞は狙える&遊タイムがなくなったことがプラスに……

 オーバー入賞は沖海4とさほど変わらずに狙えるようだ。ただ沖海4と異なる点として、盤面上部が釘ではなくプラスチックになっていることで、「成功率が下がった」と語るプロも少なくない。  手順としては、ストローク強めに左打ちをしながら、5〜6個目がアタッカーに入った後、最弱ストロークに2個打つか右打ちで2個打つ、というのが基本的な打ち方。YouTubeでパチプロの解説動画がアップされているので、プロの打ち方を見て実践するのがベストだろう。  大海4スペシャルは遊タイム搭載で、低確率950回転消化で350回転の時短が付く仕様であった。引き戻し率が7割弱の遊タイムだが、やはり海物語は遊タイムを理解していない人が打つことも多く、期待値の高い状態で落ちていることが頻繁に見受けられた。しかし、これにより各地で”海ハイエナ”が急増。打ち方的にはプロでもない若者が、「遊タイム期待値だけを追って海のシマを荒らしている」という状況のホールもあった。  遊タイム搭載が悪いわけではないが、遊タイムがない海物語最新機種の登場は、パチプロからすると”本来の腕の見せどころ”となるだろう。とあるパチプロの方に話を聞いたところ、「遊タイムだけを知り、遊タイム機種しか打たなかったエセプロは立ち入ることができない戦いにワクワクしている」と語っていた。  遊タイムを理解していないお年寄りが打つ機種においては、遊タイム非搭載の方が、打ち手の万人が納得できるのではないだろうか。もちろんハイエナを除いては……。

それでもやっぱり勝てる理由

 現時点で勝つという面では全体的に厳しい評価が見受けられるが、今後沖海5がメイン機種となるホールが増えることは間違いない。やはりパチンカーの脳に馴染んでいる「海物語の演出」の安心感があることで、よほど負けない限りは打つ人が多いだろう。  客付きが良いということは利益が取れるということであり、それは利益を還元できる余裕も生まれるということになる。これは海物語以外の機種にも言えることだが、年齢層が高い人に好まれている機種は、その分上手い人が勝てる可能性が高いのだ。  今のところ、ホールも扱い方を模索している最中のため、打ち手としても打ち方を模索しなければならない。目先の状況がどうなると、今後の数年間はメインとして君臨するであろうこの機種は、早いうちから確実に押さえておいた方がいいだろう。 文/セールス森田
Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
1
2
勝SPA!
おすすめ記事